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【ドラマ】ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第5話 「着ぐるみが命の恩人」 あらすじと感想

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今回、ジェシカとキルグレイブが初めて会ったときの出来事が明らかになったり、キルグレイブ確保に向けジェシカ、トリシュ、シンプソンの3人が計画を実行に移してみたりする中で、人間関係が変化を見せたりと濃い内容になっており非常に見逃せないエピソードに仕上がっています。

ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第5話のあらすじ

ビフォーアフター

前回、キルグレイブのスパイは同じアパートに住むマルコムだったことが判明し、マルコムのことを調べるジェシカとトリシュ。彼がキルグレブと会ったのは半年ほど前、当時の写真と見比べると、今と全く様子の違う姿に驚きを隠せない二人。キルグレイブの能力継続時間は最大で12時間しかないことから、キルグレイブはマルコムをクスリ漬けにしたのです。

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また、それとともに冒頭のシーンでは1年半ほど前のジェシカの様子が映し出されており、ワルの雰囲気はあるもののユニークな一面も持ち合わせ、よく笑う女性だったのが、今ではやさぐれ感満載な表情になっているジェシカ。

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ふたりがキルグレイブとの出会いによっていかに人生が壊され、どれほどの苦痛を味わい心に痛みを負ってるかを如実に表していますね。

確保に向けて

マルコムは、毎朝9:45きっかりに出かけ、10:00になるとキルグレイブに会いジェシカの写真を渡します。その見返りとしてクスリをもらうという行動を取っていたのでした。そして彼を尾行することで、キルグレイブを簡単に見つけ出すことが容易になったジェシカは、キルグレイブ確保に向け動き出します。

キルグレイブを確保するとなると1人では出来ないことで、まずはトリシュの元へ向かい協力を要請するジェシカですが色々と取り込み中のトリシュw。「また後にして」。

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それでも結局はジェシカを部屋に入れ話を聞いていると、驚いたことにトリシュの部屋の中にはシンプソンの姿もあったのです。どうやら前回、心に傷を負った二人が話し合うことで心通わせるようになったようですが、ジェシカは何となく気に食わない様子。

それでも元軍人で現職の警官となれば役に立つはずということで、渋々シンプソンの申し入れを受け入れるジェシカ。

その後、シンプソンの案内で街の郊外にある施設に向かうジェシカ。そこは昔、疾病管理センターの施設で感染患者の隔離に使われていた施設のようで中を確認してみると、防音も完璧になされたガラス張りの密閉室が設置されており、まさにキルグレイブを確保しておくには完璧な施設だったのです。

決行日は明後日。いよいよキルグレイブ確保に向けた作戦を実行される。

作戦決行

いつにない緊張感が漲るなか、朝9:45に部屋を出るマルコムを尾行。
屋外のカフェでキルグレイブとマルコムが落ちあったところをシンプソンが近づき麻酔銃をキルグレイブに撃ち込み、意識を失ったところでジェシカがキルグレイブを運び出そうとします。ところが護衛の男が邪魔に入りますが、ここは持ち前のパワーで男たちを倒すと、近くで待機していたトリシュが運転する車に担ぎ込み、密閉室のある施設へ。

密閉室のある施設へ到着すると、成功したかに思えましたが、キルグレイブを運び出そうとした瞬間、発信機の存在に気づくジェシカ。それと同時に棒状のスタンガンを手にした男たちが襲い掛かってきて、まんまとキルグレブを持ちされてしまい、作戦は失敗に終わるのでした。

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すでに後の祭りではありますが、シンプソンが取り押さえた男に話を聞くと、キルグレイブは麻酔薬を使ってジェシカが何か仕掛けてこようとしているのに気づいており、自分が意識を失ってしまった時に備えて、洗脳ではなくプロの護衛を雇っていたようです。

二人の関係

その後、失意の中アパートに戻ったジェシカは、マルコムが売人からクスリをもらおうとし揉めているところを目にし、様子を伺っていると売人が銃を取り出したため売人を追い払うジェシカ。その後マルコムに何か言いたげなジェシカでしたが、その時「俺を二度は救えない。」と言うマルコム。

ここで初めてキルグレイブとジェシカが出会った回想シーンとなりますが、二人が出会ってしまった、そのきっかけとなったのは実はマルコムだったのです。当時、福祉関係の仕事をしていたマルコムが路上でチンピラ風の男たちに絡まれていたところを助けたのがジェシカであり、それを見たキルグレイブに声を掛けられたのが全ての始まりだったのです。

自分が一度は救った男がキルグレイブのスパイとなり、自分を盗撮。そしてクスリの過剰摂取によりボロボロになった姿のマルコムを目の前にするジェシカは、何を思うのか?

前回のエンディングで流した涙の理由はこういうことだったのかもしれませんが、ジェシカは、マルコムをバスルームまで連れていき、パイプに手錠をかけ繋いでしまうのです。それでも、もはや全てに絶望していたマルコムはクスリを求めますが、そんなマルコミにジェシカが言います。

「ヤツの所にいた間も私は闘ってた。逃げ出すことを頭の片隅で考えてた。今も闘ってる。闘い続けるしかない。でもあんたが死んだら私の負け。」

「クソみたいな生き方はやめて、まともな人間に戻り、一度くらい私を助けたら?」

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と言うと、クスリの入った袋と注射器を置いて、その場を後にするジェシカ。
これはマルコムが、このまま廃人として生きるか、あるいはクスリの誘惑に打ち克ち、まともな人間として生きていこうとするか、どちらを選択するのか? 決断を迫るメッセージ。

果たしてマルコムの決断は?

さて、そんな夜を過ごした翌日、ジェシカの携帯にキルグレイブから電話がかかってきます。その内容は「マルコムを見逃す代わりにジェシカ自身が自分の写真を撮り毎朝10:00にキルグレイブに送れ」というジェシカにとっては非常に屈辱的なものだったのです。

その電話の間中、終始無言だったジェシカは電話が終わると、電話を投げ捨てマルコムの様子を見に行きます。マルコムは苦しそうにしながらも寝ておりましたが、昨夜渡したクスリはトイレに投げ込まれていたのです。

それを見たジェシカは、部屋に戻り、一枚目の写真を送るのでした・・・。

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ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第5話の感想

いやもうキルグレイブって奴は、人の心を痛めつけるのに関しては天才としか言いようがないですね。ジェシカが自分の写真を撮って、それをキルグレイブに送らせるなんてことジェシカにとってはこの上ない屈辱的なことで、悔しくって悔しくって堪らない心境だと思うんですが、そうやって人を追い詰める姿は本当にサイコ野郎って感じです。

しかも、人を自在操れる能力がなくても、事前に相手の出方を予測し、それに対応した動きを見せるなんていうのは頭も切れますよね。こんなヤツを相手にしたら、あっという間に精神が病んでしまいそうです。冒頭の比較写真にもありましたが、たった半年でもああいう風にかわってしまうのもうなずけるってもんです。

あとそれとは別に、あらすじには書けませんでしたけど、ホープの様子がおかしい。急にジェシカにお金をせびってみたり、夜寝込みを襲われボコボコにされてみたりと、どうやら刑務所内でいじめのターゲットにされているような描写がありましたが、次回以降にそのあたりが明らかになっていくんでしょうかね?注目です。

そしてジェシカの上階に住むルーベンとロビン。この二人も今のところ登場回数は少なくバナナケーキを持って来るだけな感じですが、今後大きく物語に食い込んでくることになるんでしょうか?

また今回のエピソードは作風とは違い笑えるシーンが随所に散りばめられていた印象。例えば、キャプテンアメリカの衣装を着たこどもが走り回っていたり、ジェシカがサンドイッチマンをしていたり・・・。

さらに、作戦は失敗に終わりましたが、作戦実行の前には回想シーンが映し出されており、ヒーローとしては衣装を考えないといけないわ、ということでトリシュの見せたデザインが、まさにジェシカー・ジョーンズだったりと、なかなか今までにないエピソードに仕上がっていて面白かったですね。

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