【ドラマ】ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第8話 「ジェシカならどうする」 あらすじと感想
今回の見どころは、やはりキルグレイブの過去の一端が垣間見えるシーン。いつ頃から、どのようにしてキルグレイブは人を自在に操る能力を持つようになったのか? それが明かされていきます。そして、そのことによってジェシカは、ある選択を迫られるようになりますが、果たしてジェシカが下した決断とは。 ジェシカならどうする?
ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第8話のあらすじ
タイムスリップ
前回、キルグレイブからのメッセージを受け取り、ジェシカが14歳までの幼き日々を過ごした家へ向かったジェシカは、キルグレイブにより家の中を案内される。すると、それはまるでタイムスリップしたかのように写真や家具、双眼鏡の置いてある位置まで全てが完璧なまでに昔のままの姿が再現されていたのでした。
そう!ジェシカにとっては両親がまだ生きており、人生の中で一番幸せだった日々を過ごした家。そこでジェシカと一緒に暮らすことをキルグレイブは望んでいたのです。キルグレイブにとっては、ジェシカを喜ばすため全てを再現したプレゼントのつもりであったようですが、ジェシカにとっては、一番幸せだった日々ではあっても心の傷を思い出させる家でもあったのです。
人質
ただ、その家には以前と違ってるところもあり、そこにはボディーガードとシェフ、そして女の使用人がいたのです。
その後、夜になるとジェシカはキルグレイブとテーブルを伴にしますが、そこでレヴァの一件で「おれは、殺せとは言ったがレヴァを殺せとは言ってない、お前がそう勝手に解釈しレヴァを殺したんだ」と言うとジェシカがビンを壁に叩きつけます。するとジェフと使用人が自分の首にナイフを押しつけるのです。
キルグレイブは、ジェシカを操ることはしないが、信頼関係を築けるまでは、この二人置いておくという。それは人質が二人いるということ。
シンプソンの暴走
それを確認したジェシカは、再び2階へ行きますが、トリシュから姿を消したと聞いていたシンプソンが突然部屋の中から現れ、地下に爆弾を仕掛けたから、一緒にここから逃げようというのです。
しかし、ここでキルグレイブを殺してしまえば、ホープの無実を晴らすことができなくなってしまうため「私が何とかするから」と、それを拒否し、様子を見に来たキルグレイブと一緒に地下へ行き爆弾を解除するのでした。
触れられたくない過去
翌朝、当時のまま再現されたベッドで寝たからなのか? 血だらけの家族に責め立てられる悪夢で目を覚まします。昔家族みんなでよく食べた庭でキルグレイブと食事を取っていると、そこに現れた一人の女性。
名前はエリザベスと言い、隣人のようです。ジェシカは彼女の訪問を快く思っていないようですが、「ジェシカの幼いころの思い出たくさんあるわ」というエリザベスをキルグレイブは、一緒のテーブルへと招くのです。
すると、ジェシカの幼かった日のことを色々と話し出すのですが、家族を亡くしてしまった事故のことまで話し出すと、ジェシカは明らかに怪訝そうな表情を浮かべます。そんなジェシカの様子を見たキルグレイブは、能力を使い、どうしてそんなことを話すのか?エリザベスの本音を語らせると、追い返します。
ジェシカにとっては心に残る傷に触れられたことで、嫌な気分になったわけですが、期せずしてキルグレイブによって少し気が晴れたジェシカなのでした。
能力者 キルグレイブ誕生
しかしジェシカには決して触れないという約束であったにも関わらず、ジェシカの手に触れてしまったことがきっかけで、二人は言い争いなり、ついには両親のせいで温かい家庭など知らずに育ったと、自分が両親にどんな環境で育てられたのかをジェシカに見せるというのです。
するとポケットからUSBメモリを取り出すキルグレイブ。それは、『あの日』ジェシカが掘り出した箱の中に入っていたUSBメモリだったのです。
そのUSBメモリには動画ファイルが入っており動画を見てみると、そこには幼き日のキルグレイブが、能力者を作り出す研究をしていた両親から人体実験をされている映像が映し出されていたのです。そして非道な実験の産物としてキルグレイブは能力を得ることになったのです。
最強の二人組
その動画を見たジェシカは、キルグレイブが非道なのは、正しい行いを学んでいないからでは?と考え、その時テレビニュースで流れていた事件を解決し、『人の命を救うという正しい行い』を教えるため、事件現場へとキルグレイブ連れ出すのです。
そして、キルグレイブの能力を良い方向で使い、見事に事件を解決することで『人の命を救うという正しい行い』を教えたまでは良かったのですが、彼が「またやろう。最強の二人組だ」と提案すると、パートナーとしてジェシカ本人が一緒にいないとダメだということに気づくのです。
トリシュならどうする?
それは自分の人生を諦め、キルグレイブと一緒に生きていくということを意味するものでした。
そしてこの究極の選択ともいえる難題を抱え、トリシュの部屋を訪れます。
「操られないという保証はない。けど、世界を変えられるかもしれない。適任じゃないけど私にしかできないわ。」トリシュならどうする?と。
ジェシカならこうする
その後、キルグレイブとの約束どおり家に戻ったジェシカは、帰り道に買ったキルグレイブの好きだった中華料理を振る舞います。そんなジェシカの振る舞いにキルグレイブは「何故戻った?」と聞くと「あなたの言うとおりだわ。2人で手を組めば、少しは今までの罪を償えるかも」と答えるジェシカ。
そしてシェフと使用人もテーブルへと呼び、食事を始めるジェシカですが、疑い深いキルグレイブは食事も飲み物を口にしようとはしません。それを見たジェシカはキルグレイブの食事と飲み物を口に含んでみせ、『スフェンタニル』なんか入れてないわよ、と。
それを見たキルグレイブは、やっと料理に箸をつけ食べ始めると、ジェシカは口に運んだ料理をシャツにこぼしてしまいキッチンへと。
すると次の瞬間、シェフと使用人が急に倒れ込んだと思ったら、ジェシカがキッチンから戻りキルグレイブの口を塞ぐと「ジェシカならこうする」と言いながら『スフェンタニル』をキルグレイブの首に打ち込むのでした。
こうやってキルグレイブを眠らせた後、『今のキルグレイブができるまでの唯一の記録』であるUSBメモリとパソコンを持ち、彼を抱えると外へ連れ出します。すると雇われていたボディーガードが姿を現し邪魔に入るのですが、そこにシンプソンが登場し、ボディガードを射殺。
しかし、シンプソンの考え方は、ジェシカやトリシュとは違い、キルグレイブを殺すことが本来の目的であるため仲間を連れ彼を殺そうとするのです。もはや説得は無理と感じたジェシカは、「ごめん」と言うとキルグレイブを抱えたまま上空へジャンプ。空へ飛ぶようにどこかへ消え去っていくのでした。
贈り物
その場に取り残された3人は、その光景を唖然としてみていると、ジェシカの家の隣人であった、エリザベスが現れキルグレイブからの贈り物を届けにやってくるのです。そして、その中身を確認すると、その直後爆弾は爆発し、ある者は体がバラバラに砕け散ってしまうのでした・・・エンディング。
ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第8話の感想
今回のエピソードは、キルグレイブではないですけど見ている自分までジェシカに騙された感じでしたね。たしかに常に警戒を怠らないキルグレイブを油断させるには、あそこまでやらないとなかなか油断させるのは無理だったかもしれませんね。
まったくお見事! といった感じの確保劇でした。
まさか今後ジェシカがキルグレイブと生きるとは思ってはいませんでしたけど、一時期的にはそうなるのかな?なんて思う雰囲気でしたしね。ヤラれましたw
それとシンプソン、今の段階ではその生死は不明ですが、どんどん2人の考え方とは別の方へ向かっていってしまい完全に暴走してしまったという感が否めません。かといってシンプソンも被害者の一人であり、軍の出身者でもあることから、過激な思想へ向かうのは止む終えませんけどね。
ドラマの流れ的には、ここで死んでしまった、ということはないでしょうけど今後、彼はどうような行動を展開していくことになるんでしょうか。
それとあらすじには書きませんでしたけど、ホガースとウェンディの泥沼の離婚騒動は、どのような展開を迎えていくのか? そして浮気相手のパム?はそれを見てどう感じるのか興味深いところです。
尻上がりに、物語のスピード感が増してきているように感じますが、それが実に心地よくて面白い! 次のエピソードも期待して見ていきたいと思います。それでは。