【ドラマ】スーパーガール ネタバレ シーズン1 第16話 「レッド・クリプトナイト」 あらすじと感想
今回は赤いクリプトナイトさらされた影響で、『ブラック・カーラ』『ブラック・スーパーガール』のような感じで、カーラの悪の部分が曝け出されてしまうといった感じのストーリー。そして、そのことで今まで築き上げてきた街の人々からの信頼が一気に崩れ落ちていってしまうようなエピソードになってます。
スーパーガール ネタバレ シーズン1 第16話のあらすじ
プロローグ
冒頭、トリビューン紙が選んだ街で最も影響力のある人物として『ザ・トーク』というTV番組に出演しているキャットの姿。そして、スーパーガールのことに触れると、キャットはいかにスーパーガールが素晴らしい人物なのかといったことを話します。
皆が思っているとおり強くて勇敢。でも最大の魅力は優しさよ。誰よりも親切だわ。彼女は理想のヒーローよ。人々を触発する。多くの事を学べるわ。世間の誰でもそうよ。私も彼女から多くを学び今も学んでる。
まさにベタ褒めって感じですが、そのテレビを会社で見ているカーラもニッコニコ。
するとキャットも出社してきてウィンをお探しの様子。そこでウィンを探しに行くカーラですが、どこを探してもなかなか見当たりません。ところが、ある備品庫に近くを通ると何やら物音がします。中に入ろうとすると部屋には鍵が。そこで『透視能力』で中を覗いてみると、ウィンとシヴォンがラブラブ真っ最中!
シヴォンは「邪魔しないでよ!」とさっと出ていってしまいますが、ウィンはなぜだか必死に言い訳w カーラも「もう二人は大人なんだし楽しむのは自由よ」と言う割には、「これから備品に触る時は手袋をハメることにするわ。」とコメディタッチな流れ。
するとオフィスから『キーラ!』と呼ぶ声が。
そしてキャットのオフィスに行くとルーシーがジェームズと別れ会社を辞めたことを聞き、ジェームズの元を訪れるカーラ。
もしかして自分のせいでデートをすっぽかしたり、余計なことをあれこれ話したせいで別れたんじゃないかと責任を感じている様子ですが、ジェームズはルーシーに言われたことを自身ではよく分かっておりカーラのせいではないことを伝えます。
すると今度はアレックスからの呼び出しがありDEO本部に行くと、これはチャンスよ!とばかりにジェームズへ気持ちを伝えることを猛プッシュするアレックス。
ただカーラを呼び出したのは、そんな理由からではなく以前、ホワイト・マーシャンから命を救ったクレイン議員がDEO本部に来ていたからです。(参照:エピソード11)
どうやら彼女は議員としてDEOの予算を大幅に上げるよう掛け合ってくれているようですが、個人的にもハンク長官に好意を抱いているような口ぶりにカーラもびっくり。ところがそんな時、消防士がビルの屋上で負傷しているとの情報が入りスーパーガールがさっそく駆けつけます。
現場に到着すると鉄筋の下敷きになってる男性を助け一件落着のスーパーガールですが、なぜか突然めまいに襲われ顔には赤いラインが現れます。単なるめまいと思ったのか、スーパーガールはそのまま飛び立ち現場を去っていきますが、実はそこには赤く光るクリプトナイトがあったのです。
赤のクリプトナイト
本人も気づかないうちに赤いのクリプトナイトにさらされてしまったカーラは、それ以降、言動や着る服の好みから全く別人になってしまいます。
闇のブラック・カーラ発動
翌朝、目が覚めたカーラは目覚まし時計を叩き壊すと、歯ブラシを咥えながら会社に着ていく服選び。しかし好みの服が一枚もないらしく思い悩んでる様子。そして会社に出社したカーラの姿を見たスタッフは皆その変貌ぶりに驚きます。
今までのダサい衣は脱ぎ捨てて大人っぽいファッションに身を包み、犬猿の仲であるシヴォンには挑発的な態度を見せるブラック・カーラ。そんな彼女の様子を見るウィンも、ちょっと訝しげ。
闇のブラック・スーパーガール発動
DEOでは、チンピラ二人組がクーンドという怪力の元囚人である宇宙人と手を組み大金を積んだ現金輸送車が襲われるという事件の対応にあたっており、次の現金輸送車襲撃を阻止しようとしていましたが、ブラック・スーパーガールは、なぜだか興味なさそうな態度で一人離れ、その話しを聞いているのです。
ハンク長官以下、アレックスも怪しげな表情でみますが、とりあえずはターゲット確保を優先させ現場に向かうDEO部隊とブラック・スーパーガール。
現場に到着したブラック・スーパーガールは、いとも簡単に『宇宙人クーンド』を倒しますが、「私は、ホワイト・マーシャンを倒した。コル人とクリプトン人もね。あんたは相手にする価値もない。消えて!」と言い、わざと取り逃がしてしまいます。
その後、クーンドに逃げられたことをハンク長官に「宇宙人の捕獲が職務だぞ。逃げられるな!」と叱責されると、「いちいち説教しないで! 自分でクーンドを捕まえれば?本気を出せば出来るでしょ。何が怖いの? 種族に誇りがあるなら正体を明かせば?」と捨てゼリフを残しDEO本部を去るブラック・スーパーガール。
シヴォン スクープ映像
翌日、今度はキャット専用エレベーターを利用し会社へ出社するブラック・カーラ。さっそくキャットからお咎めが待っていましたが、ラテを差し出すと「社員用エレベーターから1分半も歩くと冷めます。」という始末。幸い今回は見逃してくれたキャットですが、そこにシヴォンが特ダネを持ってキャットに話しかけます。
シヴォンの特ダネの内容はというと、
昨日、スーパーガールが悪党を逃がした瞬間のスクープ映像を入手していたのですが「真相が分かるまで、この映像は公にしないで」とキャットに言われてしまった為、シヴォンは、このスクープ映像を他社にタレこもうとするのです。
そのことを『宇宙人の地獄耳』でキャッチしたブラック・カーラは、シヴォンに「キャット宛ての花が届いたから取って来て」と言い、席を外した瞬間に、メールの内容を印刷するとともに削除し、印刷したメール内容はキャットにご報告。
するとさっそくシヴォンはキャットに呼び出され、ブラック・カーラの目論見どおりクビを宣告されてしまうのです。
してやったりといった感じのブラック・カーラは、ご機嫌な様子で、ウィンとジェームズを誘いクラブへと繰り出しますが、クラブに着くなりジェームズを連れ妖しく踊りだすのです。ジャームズは「ウィンと飲まないか?」と言うのですが、「もっと欲しいものがあるの」と言いジェームズを口説こうとするブラック・カーラ。
そこにキャットからジェームズに電話がかかってきますが、内容はスーパーガールを呼んで、とのこと。恐らくはシヴォンの入手した映像の件を確認するためかと思われます。
信頼関係の崩壊
その後オフィスで待っていたキャットの元へ現れるブラック・スーパーガール。
互いの主張を色々と言い合いますが、「本当の強さを知りたい?」というと、何とっキャットをビルから投げ落としてしまうのです。地面に落下する直前にブラック・スーパーガールがキャッチし命拾いをしたキャットではありましたが、「本当の強さには、人の生死を決める力がある。それから、二度と私を呼びつけたりしないで。」と忠告し、飛び去っていくのでした。
原因究明
一方、カーラの激変ぶりを心配したジェームズとウィンがハンク長官とアレックスに相談してみると二人も気がかりになっているとのことで、この二日間の行動を調べてみると、ビルの火災現場にクリプトナイトの失敗作のようなものが置いてあったことが確認できます。
その物体が何であるのか思案にくれていると、ロード氏が「迷惑をかけて悪いね。」と言ってDEO本部にやってきたのです。どうやらノン副官たちの襲撃に備えてクリプトン星人の唯一の弱点であるクリプトナイトを人工的に作り出そうとしていたようです。ただ失敗に終わってしまったようですが。
それに火事は単なる偶然で、スーパーガールを傷つける気は全くなかったようなので、解毒剤を作るためロード氏に協力してもらうことに。
非難声明
同じ頃、スーパーガールとの信頼関係が壊れてしまったこともありキャットは、自社メディアを使ってスーパーガールは悪党だと非難する声明を出すことに。
本来は悪党ではない、声明を出せばスーパーガールは信頼を失ってしまう、と止めようとするウィンとジェームズではありますが、危険だと世間に知らせないと、そして今、街の人々が安全であると保障できないのであれば、誰かが傷つけられることがあってはならないことだと、二人の申し出を断るキャット。
そして声明の内容は。
ナショナル・シティの皆さん、キャット・グラントです。ご存知のとおり、私はスーパーガールを支持してきました。こんなこと言うのは残念ですが、もはや彼女を応援することはできません。私は彼女を信頼できると断言した。彼女は友人だと・・・。でも違った。スーパーガールは変わった。情緒不安定で、とても危険です。
昨夜は私をビルから放り投げた。何をするか分からない。憧れの人に失望させられるのはつらい。理想のヒーローで見習いたい人なら、なおさらです。でもヒーローも堕落する。危険ですからスーパーガールには近づかないで。
そして、これを繰り返し流すように指示を出すキャットなのでありました。
痛み
また、アレックスはロード氏に解毒剤を作らせている間、カーラの部屋を訪れてみますが、ドアが開いていたことで警戒しながら部屋を進んでいくと、そこに居たのはアストラのような服を着たブラック・カーラの姿。
もはやとどまることを知らない性悪っぷり全開のブラック・カーラですが、これだけではやはりすみそうにありません。続けてアレックスに対し酷い言葉を投げつけます。
「あんたはずっと私に嫉妬してた。私にパワーを使わせたくなかったのよね。私は空を飛べる。銃弾を素手でつかむこともできる。そしたら出る幕なくなるもんね。」
「私がスーパーガールになるとDEOで働かせた。言いなりにするためにね。それも終わりよ。逆らう者は許さない。」
「姉貴面しないで。姉妹じゃないし、血もつながってない。悲しいけど、あんたは私がいなきゃ存在価値がない。耐えられないよね? 本当は私が憎いんでしょ? だからアストラを殺した。」
「あらあらあら、泣かせちゃった? でも言うでしょ? 真実はつらい。」
これだけ言うと、どこかへ飛び立ってしまうブラック・カーラなのでした。
ブラック・スーパーガール捕獲へ
その後DEO本部に戻ったアレックスは、もはや何をするか分からないカーラに解毒剤の完成を確認すると機動部隊を招集し、すぐにブラック・スーパーガールの捕獲へ向かいます。
その頃、街では繰り返されるキャットの声明映像が流れていますが、警官相手に暴れ、まるで自分の強さを誇示するかのようにあざ笑うブラック・スーパーガール。そこにDEOが到着し、戦いが繰り広げられますが、スーパーガール相手に人間に勝ち目はありません。
しかも、あろうことかブラック・スーパーガールは、アレックスまでもヒート・ビジョンで殺そうとするのです。すると今まで人前で決して能力を使わなかったハンク長官が、アレックスを守るためにジョン・ジョーンズとしてアレックスを守るのです。
そして、街の人々が携帯片手に新たな宇宙人を撮影している中、一騎打ちの激しい攻防線を繰り広げ、隙をついてアレックスが解毒剤を撃ち込みブラック・スーパーガールを倒すことに成功。
しかし、人前で姿を現したジョン・ジョーンズは街の人々の関心を集めており、アレックスの「逃げて!」の言葉を無視して、敢えてハンク長官の姿に戻ると、そのままDEOによって確保されてしまうのでした。
戦いの後に
カーラ
その後DEO本部に搬送されたカーラは、意識を取り戻すと自分がしでかしてしまった事への激しい後悔が襲います。カーラに付き添っていたアレックスの腕をみるとさらに後悔が増してきて号泣してしまいますが、アレックスに謝罪し許しを請うと、自身も深く傷つきながらも「あなたは妹よ。なにがあっても愛してるわ」と言いカーラを許すのでした。
ハンク長官
一方、DEOにて勾留されることになったハンク長官。クレイン議員の尋問が終わるとアレックスが現れ「なぜ逃げなかったの?」と聞くと「君たち姉妹を守れるなら永遠に閉じ込められても本望だ。」答えるハンク長官。
その答えを聞いたアレックスはガラスに手を差し伸べ互いの絆の深さを確認しあうのでした・・・。
カーラとジェームズ
一方、カーラとジェームズの関係ですが、カーラは、クラブでの夜の出来事で気まずくなった関係を修復させようとジェームズの元を訪れます。ジェームズは「君は悪くない」と言いますが、それと同時に「君の本音を含まれていたはずだ。」と痛いところを突かれます。
するとカーラは、ルーシーがジェームズに愛されていることに嫉妬してたという本心を告げ、本当の気持ちを告白しようとするのですが、「今は聞きたくない。時間をくれる?考えたい」と言われジャームズはその場を後にするのでした。
スーパーガール
そして最後に『ブラック・スーパーガール』の時、ひどい仕打ちをしたキャットの元へ行き、自分がどれだけ街を、そして街の人々を愛してるかを語り、ひどいことをしたことを改めて謝罪しようとするスーパーガールですが、「私があれぐらいでビビると思う?正直、かなり怖かったけど。」と返すキャット。
その後も、皆を怯えさせてしまったことで、もう信頼を取り戻すことは出来ないかもと語るスーパーガールにキャットは次のように語り、スーパーガールに再起を即すのです。
「大丈夫だと慰めることはできないわ。そう簡単じゃない。ただ、簡単じゃないけど不可能だとは言ってないわ。反省し、返り咲かなきゃ失敗した意味はない。時間はかかるわ。でも街の信頼を取り戻せる。あなたなら。」
そして、しばらくここにいたいというスーパーガールとともに信頼関係が復活したキャットは街を眺め続けるのでした・・・。エンディング。
スーパーガール ネタバレ シーズン1 第16話の感想
ん~~今回のエピソード、個人的には今までの中で圧倒的NO.1に面白かったエピソードですね。元々、人の闇にスポットを当てた作品を好む傾向にあるためHuluよりもNetflixをメインに利用しているぐらいですから、まさに今回の内容はドンピシャでツボってしまいましたよ。
ブラック・カーラ(勝手にそう書いてるだけですが)になったときの衣装も案外楽しめましたし、セリフがいちいち面白かった。どれもこれも全く事実無根のことではなく、必ず人が持っている本音の部分みたいなものだけに意地の悪さや悪感情が言葉として出てくる時の面白さが際立っていたような気がします。
そういう意味では、エピソード5でのレズリー・ウィルスのセリフも、あながち嘘ではないので面白味を感じておりました。
ただ、意識を取り戻したカーラが激しい後悔から号泣してしまうシーンはちょっと心情を考えるとつらすぎて、こっちまで胸が締め付けられる思いをしましたが。
それとハンク長官は本当にいいね! 理想の父親像って感じ。ガラスを挟んで手を合わせるトコなんざ、もうセリフなんかいりませんもんね。胸がジーンとなりしばらく余韻に浸りたくなる心境になってしまいました。
さらにさらにキャット様。ビルから放り投げられた時には、そりゃ怖かったでしょうけど、そんなことをした相手を責めるわけでもなく、かといって慰めるわけでもない。ただ、厳しい道のりであることは分かってても愛情を持って、敢えて返り咲くことを即すキャット様には惚れ直しました。やっぱりキャット様って感じです。
それにしても海外ドラマってのは、ここからへんから怒涛のごとく盛り上がってくることが多いので、これからのエピソードを見るのが非常に楽しみです。
ということで、また新たなエピソードを見ていきたいと思います。ではでは。