ウォーキング・デッド シーズン7 13話の感想レビュー
ねぇ、ねぇ、どうしちゃったの? 制作陣の皆さま。ウォーキング・デッドを見始めて早数年の月日が流れようとしているわけですけど今までのシーズンで一番おもしろくないシーズンに成り下がってるじゃん!!(個人的な感想です。)
ニーガンをはじめ登場するキャラはいい感じに出揃ってるのになぁ~、 キャラを生かし切れてない感じで非常にもったいない。
予告映像では、やっとキャロルが動き出した感があったので、 久しぶりにどうなるのかな?とワクワクしながら観ていたのに・・・・・・。 予告映像のくだりはなんだか意味のないものに成り下がっていたような。
まっ、ついにキャロルが動き出したことは動き出しましたが、どういう流れでキャロルが真実を知ってしまうんだろう?ってものすごく期待していたシーンだっただけに、こんなあっさりでガッカリ感ハンパなかった。
私だけかも知れませんがね、真実を知ってしまったキャロルが再び戦う決意をする過程をもっと丁寧に描いて欲しかった訳ですよ。とくにグレンに対しては相当な思い入れがあるはずでしょ。なんかそのあたりのことをすっ飛ばしておいて・・・もはやこの回おまけのような存在。主役はモーガンでしたって。何それ。
仲間と離れ一人でいると決めたキャロルの復活は、視聴者が待ち焦がれていたはず。なのにもうちょっと何とかならなかったのかとホントにガッカリしました。
ただ、そんなことよりモーガンさんよ~、アンタ一体何者でございますか? それと、キングダムの人々よ、アンタらおかしいよ。
モーガンを益々嫌いになった
元々モーガンに対しては、その考え方に一部同意できる部分はありますが、どう考えても矛盾に満ちている感じがして嫌いなキャラだったんです。それが今回のエピソードでは益々ワケワカメな展開になり余計に嫌いになってしまった。
ベンジャミンが救世主のヤツラに殺されてしまったことで、 それを仕組んだリチャードに怒りの矛先を向けるという心情は分かりますよ。 けど、リチャードを殺すまでの関係性がモーガンとベンジャミンの間にあったのかどうかっていうのが、そこまで深く描かれていないのでイミフ。
途中、フラッシュバックがあり錯乱状態に陥りかけたシーンがあったり、ベンジャミンのことを息子であるデュエインと呼び間違えるシーンがあったりしたので、息子と重ね合わせていたんだなって想像するくらい。
キングダムの人々は腑抜けすぎ
さらにさらに、モーガンが、救世主のヤツラの前で突然、リチャードを絞殺してしまうわけですけど、何でキングダムの人々は傍観しているだけなの?
モーガンもいつの間にかキングダムの人々になってる設定ですが、リチャードは前から傭兵としてずっとエゼキエルらとともにキングダムを守ってきた人ですよね。それが流れ着いて仲間になっただけのモーガンに殺されそうになってるんですよ! 普通、なにも考えず条件反射的に助けようとしませんか?
しかも、殺そうとしている時点では、その理由すら分からないわけですから。 それなのにずっと傍観・・・。
救世主のヤツラとの戦いに備えて、少しでも戦力になりそうな人は残しておきたいのに、これでいいのか? エゼキエル。
エンディング近くでキャロルとエゼキエルのシーンを見る限り、エゼキエルも戦うことを決意したともとれますが。
シーズン7は過去最低のシーズンか!?
というかシーズン7は脚本があまりにもが雑になっているような気がする。前回の鹿も含めCGもチャチですし、それぞれの人間模様など深く心情を描こうとはせず、ワンシーンだけ作って、それで全てを理解しろ!みたいな。
制作陣の中の人が変わったのかなぁ~と思わず考えてしまったりします。
キャロルがアレキサンドリアの真実を聞きキングダムへ向かうシーン。
【ONE WAY】の標識をアップで写すシーンのように、『これで、もう後戻りはできないのよ。』と心情を推測させるようなカットは素晴らしいと思うのですが、それは今までキャロルというキャラがシーズン1からつくりあげられてきて見ている人々もキャロルの苦しみというものを十二分に理解できているからだと思うんですよね。
それが今回は、キャラが練り込まれていない状態でフラッシュバックやらモーガンの心情を。ケイティのリュックサックやらだけリチャードの心情を・・・みたいな。
登場人物の心情をワンシーンだけで理解させようとするにはキャラが練り込まれていないので見ている側として感情移入しきれていない分「そういうことなんだな」くらいのレベルで淡々とした印象になってしまう。
こういうシーンも本当はいいシーンだと思うんですけど、その心情(イミフな展開だっただけに)が伝わってこないので「ふーん」って感じ。
恐らくモーガンは、ベンジャミンを殺されたことで救世主のヤツラを相手に戦う覚悟を決めた、というか単に復讐心にかられて決意したと思うのですが、(先っちょ削ってるし)その心情的な背景がね。乏しすぎる。
シーズン6では、どんなに仲間を殺されても頑なに人を殺さないことを心情としてきた人ですし。
そんなこんなでシーズン7もあと3話だけとなってしまいました、きっとこのような展開のまま最後まで行き、エンディングあたりでシーズン8への期待感を持たせる流れで終わっちゃうんだろうなと思うとワクワク感が湧いてきません。
大好きなドラマなだけに、それでも見てしまいますがシーズン8での改善を強く望みます。
ウォーキング・デッド シーズン7 14話 予告
第14話 密かな断行(The Other Side )
わずかな量の武器を手にニーガンの本拠地へと向かうサシャとロジータ。一方、ヒルトップを訪れた救世主たちは、コミュニティで唯一の医者を受け渡すよう求める。
毎回、予告だけはすっげぇーワクワクしますw
我が家が望んでいたキャロルの決意シーン
前回もそうでしたけど今回のエピソードも不満が残るばかりで、どうしてもキャロルがモーガンのおまけ的展開になってしまったのが残念でならなかったわけです。ですんで今回もちょっと我が家で希望していたキャロルのシーンというのを妄想してみました。
キャロルの決意 妄想
ダリルが自分のところに現れたことに違和感を感じたキャロルは、ダリルの「アレキサンドリアの皆は無事だ!」という言葉を信じたかったけど、いてもたってもいられずキングダムを訪れモーガンを問い詰める。
しかし、モーガンも口を開こうとはせず、キャロルはそのままキングダムにしばらく滞在することに。
元々エゼキエルに気に入られていたキャロルは、救世主たちとの物資供給の現場に立ち会うことになるのだが、そこでベンジャミンが無残にも殺されてしまうところを目の当たりしてしまう。
リックたちも救世主たちと契約を結んでいることを知っていますから、不安に駆られ再びモーガンを問い詰め、ついには真実を知ることになる。
その後、キャロルはまた1人に戻るわけですが、グレンやエイブラハムとの思い出が蘇り、今にも行動を移しそうな自分がいながらも手には十字架を握りしめ苦悩、葛藤の日々を送る。
そしてベッドの脇においてあった『自分が今まで殺してしまった人や人数をメモ書きしていた手帳』を眺め、ついには、その手帳を一枚一枚破り捨て、最後には燃やし、そのままキングダムにいるエゼキエルの元へ向かう。
みたいな流れで、もっとキャロルが再び動き出すまでの展開を丁寧で描いてほしかったな、と。
我が家がキャロルに対して、けっこう思い入れが強いからそう思ってしまうのかもしれませんが、モーガンエピソードだからといってキャロルがオマケっぽくなっていたのは残念すぎたんで妄想してみました。