【ドラマ】ウォーキングデッド ネタバレ シーズン8 第8話 「暗夜の口笛」あらすじと感想
救世主に対して全面戦争を仕掛け、かなり優位に勧めていた連合チームが急展開を迎え救世主たちの反撃が始まるといった感じのエピソードになりますが、それぞれがそれぞれの場所で苦境に陥ってしまうことに。そしてラストには衝撃の展開が待ち受けていたのですって感じのストーリー。
ウォーキングデッド ネタバレ シーズン8 第8話のあらすじ
プロローグ
冒頭、サンクチュアリ近辺に到着リック。誘導したはずのウォーカーの群れがいなくなっている光景を見ると動揺が隠せない中それぞれの場所に待機しているはずの狙撃手たちに無線連絡をしますが応答がありません。一体何が起こっているんだ?とサンクチュアリの建物に近づくと、もはや大量のウォーカーで築いた救世主包囲網は突破され、ウォーカーはおろか閉じ込めていたはずの救世主達もどこかへ姿を消し閑散としたサンクチュアリの光景。
同じ光景を目にしていたジェイディスが「話が違う」と口すると、そこへ建物内から銃撃を浴びせられすかさず隠れるリックですが、予想通りゴミ溜めコミュニティの連中は、そそくさと逃げていまいます。
果たして1人残されたリックはどうなってしまうのか?と思われた瞬間、太っちょジェリーを乗せたキャロルの運転する車が駆けつけたことにより無事、脱出することができ、この事態をみんなに知らせるためアレクサンドリアへと向かうリック。
一方、サンクチュアリからの脱出に成功したニーガンは、満面の笑みを浮かべながら、ある場所へと向かっていくのでした。果たしてその場所とは?
イーニッド&アーロン オーシャンサイドへ
その頃、エピソード6でヒルトップから離れ、どこかへ向かっているイーニッドとアーロンの二人。その目的地はオーシャンサイドであり一度断られはしましたが、全面戦争への参加を再度交渉することだったのです。
途中、交渉をスムーズに行いたい思惑のためか、醸造所へと立ち寄り車を手に入れた2人は、オーシャンサイド近くの森へ到着し、翌日の交渉のために夜、車の中で休むことに。するとアーロンが人影が発見。
誤算
銃を構えつつ慎重に歩を進める二人ですが、アーロンが殴られ殺されてしまいそうな所、イーニッドがその女を射殺。
すると、その銃声を聞きつけた仲間たちが現れ、銃を突きつけられてしまう2人ですが、それと同時に「おぼあちゃん!」と叫びながらイーニッドが射殺した女性の元へ駆け寄る1人の女性。その女性はタラを逃し、さらには1度目の交渉の際にも協力的だったシンディだったのです。そしてイーニッドが撃った女性はナターシャだったという最悪の展開。
せっかく銃を貸してくれたお礼、そして礼儀を示そうと醸造所に立ち寄ったのに、なにもかも水の泡となってしまい逆に窮地に立たされることとなったアーロンとイーニッドなのでした。
キングダム王国 - エゼキエル -
一方、未だ立ち直れずにいるエゼキエル。太っちょジェリーが残した手紙「陛下へ。 約束を守るために行きます。勝利の時あなたにもいてほしい。 ジェリーより。」を見つめ、自分の不甲斐なさを感じているのか? あるいは再び立ち上がろうと弱い自分を戦っているのか?目をつむり何かを考えている様子のエゼキエル。
すると外で物音がし、様子を伺おうと扉近くまで行くと、救世主たちがやってきたことを悟ったエゼキエルは、すぐさま身を隠し姿を消してしまいます。
外では既に戦える者がいなくなってしまったキングダム王国では、ギャビン達によって簡単に制圧されてしまい住人たちは外に集められています。その目的はエゼキエルの居場所を聞き出すことにあったわけですが、王を守るためなのか? あるいは家族を殺された憎しみによるものなのか? 誰ひとりとして口を開く者は現れません。
一方のエゼキエルは姿を消していた間、住人を助ける為の作戦を考えていたようで、燃料の入ったドラム缶に火を放ち救世主たちの注意を引きつけると、その隙にギャビンが乗っていた車にバスで突っ込み皆を王国の外へと逃がすことに成功するのです。
しかし、そこに駆けつけたキャロルが、中にいるエゼキエル救出に行こうと王国の中へ入ろうとしますが、そんなキャロルの姿を見たエゼキエルは、「私を助けたように、みんなを助けろ」と言い残し自ら扉にチェーンを巻きつけ扉を閉ざしてしまうのでした。
そして、1人残ったエゼキエルはすぐに救世主たちに捕らえられてしまいますが、そんな様子を壁の外から聞き耳を立てて聞いてるモーガンの姿。
果たしてエゼキエルの救出はなるのか? モーガンの行動は如何に。
マギー&ジーザス → ヒルトップ
一方のマギー率いるヒルトップのミュニティですが、マギーとジーザスの乗っている車を先頭に集合場所へ向かっているところ向かう先の道路に倒木を確認。妊娠中のマギーが腹部に激しい痛みを訴えたことでヒルトップのカーソン医師の元へ向かおうしていた光景が頭をよぎります。
すぐさま作戦が予定通りには行っていないことを悟るマギーは、すぐに後ろにいるバーティ達に無線連絡で引き返すよう指示しますが応答がありません。すると後方から救世主たち現れ、トラックをマギーの車の前に止めると、荷台を開き、車に突っ込まれ負傷している太っちょジェリーの姿が。
さらに荷台から棺を取り出すとマギーの車に立てかけるサイモン達。
サンクチュアリは大量のウォーカーに囲まれ、救世主たちは建物内に閉じ込めているはずなのに何故? 「どうやって出たの?」と聞くマギーが耳を澄ますと、どこからかオペラ調の音が聞こえてきます。そして「ユージーン」だよとサイモン。
そしてヒルトップが従わないのであれば、ジェリーとマギーを殺しヒルトップにウォーカーを誘導すると脅しをかけるサイモン。しかし、従うにしても「誰か一人は殺さないと」と、マギーの後ろに座っていたニールを射殺。続けて太っちょジェリーも射殺されようとした瞬間、マギーはそれを制止し、救世主たちに従うことを約束するのでした。
その後、ヒルトップに戻ったマギーは、その足で救世主たちを勾留している柵へと向かい、ディーン(衛星基地でジーザスを騙し殺そうとした男)を外に出すと何の躊躇もなく、その場で射殺するマギー。
そして救世主に従うと約束したマギーに対し「諦めるのか?」とジーザスに聞かれ「諦めない。ヒルトップが最後に砦になる」と答えるマギー。マギーは決して、この戦いでの勝利を諦めたわけではなく冷静に戦況を分析した結果、いずれ訪れる決着の日に向け「ヒルトップが最後の砦になる」と予想した上での行動だったのです。
それを仲間にも示すかのように持ち帰った棺に『あと38人いる。撤退せよ。』の文字を書き込み、目立つ処へ置くように指示するマギーなのでした。
ユージーン
さて救世主たちをウォーカーの群れから脱出させるという大仕事をやってのけたユージーンですが、その代償として今までにも増して心の葛藤が苦しみとともに襲ってきている様子。夜になっても眠れないからとお酒を飲んでも寝付けない。そればかりか、その罪悪感からくる悲しみ・苦しみといったものが益々強くなっていく自分に苦しみます。
その苦しみから逃れたいという気持ちからか、ユージーンはゲイブリエルとカーソンの元へ行き、2人がサンクチュアリから脱出できるように手配したことを伝えにいきます。ゲイブリエルは、そんなユージーンに、一緒にここを出ようと誘いますが「自分は残る」というと、手配した車の鍵を床に落とし、その場を後にするのでした。
小心者であるがゆえに自己保身に走ってしまうユージーン。とうとう心の葛藤に善が打ち克ち、良心が姿を見せてきたようです。しかしサンクチュアリに残ると宣言したユージーンに未来は微笑むのでしょうか?それとも・・・。
アレクサンドリア
エピソードのメインパートとなるアレクサンドリアでの攻防ですが、前回トラックをサンクチュアリに突っ込ませ建物内に大量のウォーカーをなだれ込ませることに成功したダリルとタラが何故かアレクサンドリアに戻ってきています。
あの状況から最後を見届けずにサンクチュアリを後にすることは到底考えなれない行動のように思われますが、当のダリルは笑顔で「作戦は成功した。あとひと押しで降伏する。」とミショーン言い満足気。それに対し一緒に行動しなかったことを謝罪するミショーン。
タラはというと何やら険しい表情のロジータの元へ行き、ダリルと同じく作戦の成功を伝えると、ロジータがサンクチュアリからの帰りに見つけたものを運ぶお手伝い。
そんな中カールは1人思い詰めた表情で、リック宛ての手紙を書いているのですが、手紙を書き終えると以前、イーニッドから貰った「何とか生き延びて」と書かれたメモを見つめます。何だか、ただ事ではない事がカールの身に起こったような雰囲気を感じさせます。
そして夜になるとセディクをかくまっていると思われる下水管の蓋を開けようとしていたところをミショーンに見つかってしまい、セディクをかくまっていることをミショーンに話すカール。
暗夜の口笛
すると突然アレクサンドリアの門を激しく叩く音が聞こえたと思ったら、スピーカーを通してニーガンの声がアレクサンドリア内に響き渡り、住人に突然の悪夢、そして恐怖が襲うと同時に作戦が失敗に終わったことを認識するのです。
そして、「3分待ってやるから扉を開け、さもなくば爆弾の雨を降らせるぞ」と脅すニーガン。
すぐさま行動を起こすカールは、すぐさま皆を集めると次のような指示を出します。
「逃げると見せかけて森を抜けライトを消す。そこで奴らをひきつけ銃撃。その後は徒歩で逃げ集合場所へ。銃とみんなを集めて、そこで会おう」と。
街を渡せないというミショーンですが、「今夜を生き延びる為だ。僕に導けと言っただろ?僕の計画に従って」とカールが告げるとミションは何も言わないままですが、時は急ぎます。みんなそれぞれの行動を開始。
そしてタイムリミット! 果たして・・・。
覚悟
時間がくるとニーガンは、いよいよ焼き払うぞと告げると部下達は構え始めますが、そこに門の上からカールが現れます。
カールは何とか、この不毛の戦いを終わらせようとニーガンに説得を試みますが、多くの部下を殺され自分を殺そうとした今となっては罰を与えない限り引き下がることは出来ないニーガンに、「それなら僕を殺せ」と言うカール。
その言葉聞いたニーガンは驚きの様子を隠せませんが、「死にたいのか?」と聞くと、「そうじゃない。でもいずれ死ぬんだ。僕が死んで終わりに出来るなら。僕たちの状況が変わるなら、そしてあんたや子供たちの状況も変わるなら。これが望みだった?これが最善の方法?それが理想の自分?」と逆にニーガンに問うカール。
これらの説得は、みんなが一旦、逃げ出すために時間を稼いでることではありますが、ここで冒頭の回想シーンでカールがリックに向けた言葉
「何の為に生きるのか?何の為に戦うのか?決して殺しあう為じゃない。前進する方法を見つけるのは難しい。だから見つける。」と言っていた事とリンクしてきますが、カールにとっての前進する方法を見つけるための行動だったのかもしれません。
話が少しそれましたが、こうしてカールが時間稼ぎをしている間、準備が整ったダリル達は車を走らせ裏門から外へと脱出を図るとすぐに後を追うドワイト達。
そして、これがカールの戦略だったと気づいたニーガンは、一斉に火炎弾を撃ち込みアレクサンドリア内は、あちこちと火の手が上がり、その中を発煙筒を使いながら逃げるカール。しかし、はしごから落ちた衝撃で足をやられてしまったからなのか? 苦しそうな表情を浮かべるカールは、果たして脱出することが出来るのか?
裏切り
一方、裏口から脱出したダリル達は、カールの作戦どおり、森をぬけた場所で救世主たちを待ち構えています。そしてドワイトはワナと分かりつつもダリル達が待ち構えている場所まで車を進めると、そこから激しい銃撃戦が展開。
そして途中、意を決したような表情を浮かべたと思ったら、次々と救世主たちを撃ち殺していき全滅したかと思われた瞬間、助手席に座っていた女(名前忘れた)に裏切り者がバレた上に腕を撃たれてしまいます。そのまま殺されそうになりますがダリルたちの銃撃により女は逃走。
その場に残ったドワイトはダリル達に銃を向けられますが、「裏門から脱出させ、ここまで部隊を連れてきたのは自分だ。そしてまだ自分は役に立つ」と言うと、ダリルは銃を下ろし、ドワイトに盗られていたライダーズジャケットを奪い返し、その場を後にします。そして、ドワイトも連れ、みんなの集合場所である下水管へと向かうのでした。
時を同じくしてアレクサンドリアでは、ニーガン達が門を破り、救世主たちが街へなだれ込み、ニーガンはリックの家へ。そしてカールはフラフラになっているところを救世主に見つかりますが、発煙筒にて視界を遮ると、下水管へと。
もはやアレクサンドリアは火の海と化した状態になっていましたが、そんな中リックがやっと到着します。そしてミショーン、カールを探しに自宅へ向かうとそこにはニーガンが待ち伏せており戦いが繰り広げられることに。
そして床に落ちている銃を見つけたリックが銃を拾おうとした瞬間、ニーガンからの体当たりを受け、窓から外へと弾き飛ばされてしまいますが、今はニーガンと戦うよりもみんなを探そうとその場から逃げるリック。
一方のダリル一行も集合場所である下水管に辿り着き、中へ入ろうとしますが、ミショーンだけは中に入らず街の中へ。すると救世主の1人に羽交い締めにされますが、それを振り払うと、怒りに任せてメッタ刺し。そこへリックが現れ何とか落ち着きを取り戻したミショーンはリックとともに下水道へと向かいます。
リック達が下水道へ入ると、アレクサンドリアの住人をはじめ、皆がそこに集まっていました。そして奥へと進んでいくとダリルとジュディスの姿もあります。そして一番奥に着くと、そこには見慣れない顔の男が。
カールの秘密
するとカールが「僕が連れてきた。そしてこうなった。」とシャツをめくりあげると、そこにはウォーカーに噛まれた傷跡が右の脇腹に残っていたのでした・・・・・・。
それを見た瞬間、ミショーンは膝から崩れ落ち、カールの目からは涙こぼれ落ちます。そしてリックはただ何も言えず目の前で見た現実を受け入れることができないような悲しみの表情を浮かべるのでした・・・エンディング。
ウォーキングデッド ネタバレ シーズン8 第8話の感想
シーズン8前半のフィナーレということで非常に面白いエピソードでしたが、それまでの内容が全て吹き飛んでしまうくらいエンディングのシーンは衝撃がすごかったですね。1人だけアレクサンドリアに残った理由、リックへ手紙を書いていた理由、そして救世主から逃げる際の苦しそうな表情、全てが一気に繋がった感があります。
久しぶりにウォーキングデッドを見て泣いてしまいました。
思い起こせばシーズン8が始まる前には、今回のエピソードでは主要キャラが死ぬのではないか、という噂が飛び交っていましたが、それはこういうことだったのかもしれませんね。
そもそもシーズン7あたりから視聴者数の減少が顕著に見られていたことから、主要キャラの誰かに死んでもらわないといけないような状態だったんでしょう。ただ、それは一種のカンフル剤のようなもので一時期的に視聴者数は増えるものの、シーズン7あたりからの間延びした作りをしていると今後も減少していくのでは?と思ってしまいますね。
一説によると、ドラマが原作コミックに追いついてしまいそうだということで、これだけニーガンとの戦いを引っ張っているとのことですが、それはそれとしても最近はキャラのブレ具合もあるような気がしています。
例えばリックなんかは元々、仲間が信用した相手に対してでも最後まで慎重を期して行動し、相手の裏をかいた行動で仲間を守ってきた印象があるのですが、一度裏切られた相手に対しても再び交渉しまた再び裏切られるという愚の骨頂のような行動を取ってますよね。
しかもその行動理由に納得できるものが見当たらない。
それまで信頼や絆といったものでつながっていたものは何だったんだ?と。
ダリルにしても、なんか1人で突っ走ちゃってる感が強く出過ぎて何か、それまでのダリルに対するキャラ感みたいなものがズレているようなシーンもしばしば見受けられますしね。
少しキャラ感とは違うかもしれませんが、ダリルとタラがサンクチュアリの建物にトラックを突っ込ませた件なんかは、それ自体は別にやってみないと結果が分からないことですから、ドワイト達を待ち伏せていた時にロジータが言ってたようなことでいいと思います。
けど問題はそこからの行動であって、『トラック突っ込みました。ウォーカーを建物内になだれ込ませました。ハイ!作戦成功。』ではなく、なぜその後の状況を最後まで見届けないんだろう? それはダリルだけじゃなくタラとモーガンもそうなんですけど。
全体的な作戦とは違う形で動くわけですから、それが全体の作戦にどう影響するのか、なんていうことは考えないんですかね? その場に残っていれば、ユージーンが音を利用して脱出させたとしてもスピーカーやら音源を壊せばいいだけの話だったのに。
それに付随して言えば現場に元々いた狙撃手達は、どうしちゃったの?
ユージーンがどうやって救世主たちを脱出させたか詳細が分からないのでアレですが、いくらウォーカーを誘導しようとしても、その元となる物質を狙撃しろよ! と言いたくなります。狙撃手として現場近くに残ってる意味ないじゃん、みたいなね。
まっ、それとは別にニーガンとの戦いにどんだけ時間使ってんだよ! もうそろそろいい加減、飽きちまったぜぃってのもありますがw
それにしてもカールを殺しちゃって良かったんですかね。
そのことによってカールがみんなと別れを告げるのは、どういう感じになるのかな?ってことで、色々なところで盛り上がることによって、それまでは視聴者数も回復するでしょうけど、残念ながら最近のウォーキングデッドはキャラが育ってないような気がするんですよね。
主要キャラを殺すのはいいとしても他にキャラが育ってなければスカスカ感みたいなものが出てきてしまうような。
まっ、そんなことを自分が考えていてもしょうがないんですけど、とりあえずシーズン8の後半スタートは2月ぐらいですか? とりあえずカールのことが気になっちゃいますんで楽しみにしておきたいと思います。それでは。