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【ドラマ】ハンドレッド シーズン4 第10話 「戦士の誇り」 あらすじと感想

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いよいよ生き残りを懸けた選抜の戦いが始まる。ただ誰しもが民のために戦うわけではなく、複雑な人間関係のなか命を失くす者。あるいは人類に死をもたらすために戦う者たちが壮絶な戦いを繰り広げる中、裏でさまざまな思惑も繰り広げられるといったエピソード。

ハンドレッド シーズン4 第10話のあらすじ

選抜

前回ロアンの提案によって決まった各部族、選抜による戦いが繰り広げられようとしていた。選抜された戦士達は名前を呼ばれガイアに民の印を手渡される。空の民からはオクタヴィア。氷の民からはロアン。そして樹海の民の戦士としてイリアン。さらに海の民としてはただ一人の生き残りであるルナまでもが参戦することになるのだった。

その後、戦いに備え戦士たちが各々準備していると、オクタヴィアの元にインドラが訪れる。師弟関係にある2人ではあるが、シェルターを巡る戦いに参戦するオクタヴィアとは敵のはず。それなのに何故? オクタヴィアは思わず目をそむけてしまう。

インドラは今まで教えた戦い方を再度、確認するかのようにオクタヴィアに伝えると、娘・ガイアに継がせるはずだった『戦士の誇りである剣』をオクタヴィアに渡すインドラ。「私が勝てば森の民は滅んでしまう。それなのに何故?助けようとするの?」 するとインドラは「オクタヴィア、お前は私の民だ。」言うと互いに抱擁を交わすのであった。

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その後、ケインとベラミーがオクタヴィアの元を訪れ、全員と戦う必要はない。それまでは互いに戦わせ、最後の1人と戦うという勝ち残るための戦術を伝えると、いよいよ開始の合図である角笛がポリスの街に響き渡り、戦いの火蓋が切って落とされる。

果たして・・・。

命を懸けた戦い

まずはロアンが平原の民・タイル、そして森の民・フィオを倒す。これを知ったインドラとガイアは悲しみを分かち合うように抱擁する2人。しかしまだ戦いは始まったばかり。次に倒されてしまうのだ誰なのか。

そんな中、戦術通り素早さを生かし建物内に隠れていたオクタヴィアだったが、ルナに見つかってしまう。ルナは『闇の血』の総帥選びの為に幼いころから生き残るための訓練を受けてきた戦士である。強さは圧倒的だ。一騎打ちでは勝ち目はないと判断したオクタヴィアは、左腕を負傷するものの何とかルナから逃げ延びる。

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その後、出血を止めるため別の建物内に入ると、イリアンが現れ「ふたりで協力して戦おう」と提案するのだが、オクタヴィアは、この申し出を断り「次に会ったら殺す」と言い残し外へ出ていってしまうのだった。

すると、今度は3人の戦士に囲まれてしまうオクタヴィア。ここで殺られてしまうのかと思われた瞬間、イリアンが現れ互いの協力の元3人の戦士を倒すことに成功。と思ったのも束の間、弓矢がどこからともなく飛んできてイリアンの首を貫いてしまうのだ。

これにより脚の感覚がなくなり動けなくなってしまったイリアン。「殺してくれ。次に会ったら殺すと言っただろ?」と言うと、オクタヴィアは「死を恐れるな。新たな旅路の始まりだ」と戦士への弔いの言葉を捧げると涙ながらに短剣を胸に突き刺すのであった。

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その頃、神殿で戦況を見守るベラミーはおかしな点に気づく。崖の民が弓矢を使い砂漠の民を倒していたのだ。崖の民の武器は刀だったはず。そして神殿の中を見渡すとエコーの姿が見当たらない。これは裏からエコーがロアンを勝たせるために援護射撃をしているに違いないと踏んだベラミーは、夜になるのを待ちエコーを探すのだった。

何とか闇に紛れてエコーの姿を見つけると、すぐさまエコーの所へ向かおうとするのだが、ここは戦場。ルナと岩の民の戦いに行く手を阻まれてしまう。その頃エコーはオクタヴィアをターゲットに捉えていたのだ。

しかし間一髪のところでエコーの元へ辿り着きオクタヴィアを救うと、仮面を剥ぎ取りエコーを絞め殺そうとするベラミーだったが、足音を追ってきたロアンによって阻止されてしまう。だがエコーが影からロアンの援護射撃をしていたことが分かると、『力より誇りを重んじる』ロアンによって氷の国を追放されてしまうのだった。

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その後、ロアンはオクタヴィアが生きていることを確認すると、「妹を見くびるなよ。妹は、今まで多くの苦境を乗り越えてきた。」と言うベラミーに対し「彼女の死に際には、いい兄だったと伝えよう」と言うのだが、「あんたが死ぬ前に妹に伝えろ。兄は幸せ者だ」と切り返すベラミー。そしてそれを影から聞いていたオクタヴィアは、改めて兄の愛を感じるのだった。

さてこれで生き残っている戦士は、氷の民・ロアン、海の民・ルナ、湖の民・グアラ、そして空の民・オクタヴィアの4名。戦いが大詰めを迎える。

再び戦場へと戻ったオクタヴィアとロアンだったが、今度は2人が戦いを繰り広げる・・・かと思われたが、圧倒的な強さを誇るルナに対抗するためロアンは、オクタヴィアに休戦協定を申し出、ふたりで協力してルナを倒そうと提案する。そしてそれに合意するオクタヴィア。

しかし、その頃神殿に戻ろうとしていたベラミーは、何者かによってさらわれてしまう。一体誰が?何の目的で?

その後、ロアンとオクタヴィアのふたりは、ルナが湖の民・グアラを倒すところを見つけ、ふたりで協力しながら戦うと傷つきながらも勝利を勝ち取るかと思われた瞬間、雷鳴と共に『黒い雨』が降り注ぎ形勢逆転。オクタヴィアは何とか建物内に隠れるもののロアンはルナに殺られてしまうのだった。

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そして最後、残されたのは二人。

何とか『黒い雨』から建物に逃げ込んだオクタヴィアだが、ルナが後を追い追い詰めていく。そして、オクタヴィアの血痕を見つけたルナは、それを辿っていきオクタヴィアが隠れているであろう物置に剣を突き刺すのだ。すると、背中からオクタヴィアの剣がルナを貫く。

そう、オクタヴィアはわざと血痕を残し、ルナに自分が物置に隠れているかのように思わせていたのだ。これで選抜の戦いは終わった。勝利は空の民・オクタヴィアだった。

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これで核シェルターに入る権利を有したオクタヴィアではあったが、神殿に辿り着くと驚くべきことを口にするのだった。

それは、「今日、私が戦ったのは空の民のために戦ったわけではない。かといって自分自身のための戦いだったかというとそれも違う。皆のための戦いだった。」

「シェルターは空の民だけのものじゃない。皆で平等に共有しよう。だって我々は平等なのだから。我々は1つの民なのよ。一緒にプライムファイアを乗り越えるの。共に。」

この言葉を聞いた各部族の民は『共に』という言葉を何度も繰り返すと、各部族の民が皆1つの民となりオクタヴィアに敬意を評するのであった。

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しかし、兄・ベラミーの姿が見当たらない。一体誰にさらわれてしまったんだろうか?

裏切り

そう、ベラミーは空の民によって核シェルター内に連れられてしまっていたのです。

それはクラークによる考えであり、オクタヴィアが戦いに負けてしまうことを前提として1つの民しかシェルターに入れないのなら空の民が入るべき、と考えての行動だったのです。

果たして、この裏切りによってシェルターから締め出されてしまったケイン、オクタヴィア、そして各部族の民はどのような行動を起こすことになるのか・・・エンディング。

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ハンドレッド シーズン4 第10話の感想

今回はシーズン4での名エピソードでしたね。

99%最後にはオクタヴィアが勝つんだろうなという思いではありましたが、残り1%でドキドキ・ワクワクさせられました。そして最後の演説は心打つものでありました。

途中、インドラが「オクタヴィアは立派な戦士だ。戦士は多くの師を持つ。オクタヴィアが勝てば真の学び分かる」と言っていたのはこういうことだったのか、と納得させられました。戦い方はインドラに、そして「誰もが同じ民。同じ人間だと信じていた」リンカーンの志、意志から教えられたということなんでしょうね。

それと、インドラが部族の垣根を越えオクタヴィアに剣を渡すシーンは泣けてしまいました。このふたりの師弟愛にはいつも感動させられます。

また、それはそれとしてクラークの裏切り。これには、ちょっと引っかかってしまった。

今までも全員を救おうとしていたものの結局、最後には空の民のことしか考えなくなる傾向は、マウント・ウェザーでの戦いでなくなったもんだと思ってました。それまでは若きリーダであるがゆえの間違いもあった、みたいなことだと受け止めていたんですが、結局クラークはオクタヴィアのことを信じることができなかったと。

そういうことですよね。個人的ではありますが、なんとなくメインキャラであるクラークのことをずっと好きになれない原因は、こういうところかもしれません。

けど、まさかの裏切りによって今後の展開が予想できなくなってしまいましたけど、今後は空の民同士でのいざこざもあったりするんでしょうか? 前回のジャスパーやハーパー、モンティの方はどうなってるのか気になりますし、ますます目が離せなくなってまいりました。