【ドラマ】ハンドレッド シーズン4 第11話 「決断の向こう側」 あらすじと感想
クラークの裏切りによってシャルターから締め出されてしまったオクタヴィア達、そしてオクタヴィアを救うためどうにかしてシェルターの扉を開けようとするベラミーが拘束されている間、ベッカの施設ではレイヴンが頭の中に残っているコードを完全消去する為、ある危険な賭けに出る。一方アルカディアでは死を選んだ住人達に放射能の脅威が迫っていた・・・みたいなエピソード。
ハンドレッド シーズン4 第11話のあらすじ
ベッカの施設
エピソード9で明らかに何らかの異常がみられたレイヴンは、自分の最後の場所として宇宙でのスペースウォークを実現させるため脳内にいるベッカと共に打ち上げ用のスーツの改良に勤しんでいた。
ところが、それとは別に「耳を傾けるな」という、ささやくような声が聞こえてくるようになる。気のせいかと思い引き続き作業をしようとすると、またしても発作がレイヴンを襲う。だが、そのときレイブンの手を握りしめるシンクレアが薄れゆく意識のなか見えたのだ。
その後、意識を取り戻したレイヴンは、ベッカを気遣うのだがベッカの口にはテープが貼られ手は拘束されている状態に。そのときレイヴンの師であるシンクレアが「彼女に頼るな」と言って姿を現す。そして自ら死を選ぼうとしているレイヴンに別の選択肢を選ばせようとするのです。
どうやらレイヴンの頭のなかに残っているコードの一部にベッカだけではなくシンクレアのことも残っていたようだ。
そこでレイヴンはもう一度、自分の脳をチェックし直し頭のなかに残っているコードを除去することで病状の悪化を防ぐとともに脳の治癒力を促進させようとする。
頭の中にコードが残っている原因は明らかだった。電波パルスによる強制終了をしたからだ。だとすれば、コンピューターを再起動させればコードが除去出来るように心臓をコードが完全に停止するまで止めておき、その後蘇生させればコードが除去できるはずだ。
ただ、15分間を越えてしまうと心臓が例え動いていても脳死してしまう。それを防ぐためには、自分を冷やすしかない。そう考えたレイヴンは早速コード除去に向けた行動を開始する。
まずは自分が凍ってしまうくらいにまで温度を下げた水槽に入り、電線につながれているタイマーを15分後にセットしAED(除細動器)と同じだけの電気ショックを与える。その後水槽から出て心停止を防ぐためAED(除細動器)を使い自己蘇生を行うというもの。
非常に危険な賭けだが、レイヴンは決行する。果たして・・・。ギリギリのところで何とか息を吹き返したレイヴン。もうベッカとシンクレアの姿も言葉さえも聞こえない。成功したのだ。これで生き残る・・・。無線で自分は生きていることを発信するレイヴンなのでした。
アルカディア
一方アルカディアでは、放射能の汚染まであと2日と迫る中、いまだもってパーティが開かれていた。すでに放射能による体調悪化は皆の体にも出ている中、ファーム・ステーションで水生成装置を爆発させてまで救ったライリーがジョビ茶の過剰摂取にて死んでしまう。
すると、その穏やかな死に顔を見たジャスパーは、放射能で体の内側から溶けていくような死よりも、痛みもなく苦しみもない死を迎えるために、夜になったら皆で致死量を超えるほどのジョビ茶を摂取しようと呼びかける。
その間モンティは、「君とジャスパーは僕の家族だ。愛してるんだ。」とハーパーを必死に説得するが、「私はあなたのことを愛していない。一緒に生きたいとは思えない。」と告げると、手を振りほどき、その場を後にするハーパーなのでした。
失意の中、モンティはやっとの思いでジャスパーを見つけると、今度はジャスパーの説得を試みる。すると何か様子がおかしい。そう、すでにジャスパーは致死量を超えるジョビ茶を摂取していたのでした。それでも何とか彼を救おうとするモンティでしたが、時すでに遅し。別れの言葉を言うと、そのまま穏やかな顔で息を引き取るのでした。
そしてジャスパーの言葉で皆が同じ状態であることを悟ったモンティは急いで皆ところへ向かいますが、すでにそこには生存者はおらず悲しみ暮れていると「モンティ」と呼ぶ声が。声がする方向を向くと、そこには防護服を来たハーパーの姿。ようやくモンティの言葉が心に届き生きる決心がついたハーパーだったのです。
シェルター
さて、クラークの裏切りによって封鎖されてしまったシェルター内部では、ベラミーが外部との連絡を取ると選抜の戦いにおいてオクタヴィアが勝利したこと。さらに各部族100名ずつでシェルターを共有すること。ケインがその人選で時間を稼ぎ、ガイアは選抜隊に神殿を封鎖させている状況を知らせるとジャハとクラークは驚きのを隠せない様子。
それならば今のうちにシェルターを解放すれば思われたが、ジャハの考えは違っていた。すでに空の民がシャルターに居る。他の部族を中に入れるというリスクは犯せないとしてベラミーを拘束してしまうのだった。
同じ頃、シェルターの外ではエコーが空の民によるシェルター占拠を嗅ぎつけ現れる。そのことを他の民に知らせようとするエコーだったが、オクタヴィアは、エコーが神聖な戦いの場で選抜を汚したこと、そして氷の国を追放されたことを知っていることを告げると、オクタヴィアに協力せざる負えない状況に。
シェルター内で拘束されてしまったベラミーだが、彼と同じく外に愛するケインがいることからアビーがベラミーに協力し、拘束を解くと急いでシェルターの扉を開けようとするベラミー。だがしかし、そこにクラークが現れベラミーに向け発砲するのだ。それは警告射撃ではあったが、ベラミーは俺を止めるつもりなら殺すしかないと迫ると、クラークはベラミーを撃つことは出来ず銃を下ろす。
その様子を見たベラミーはすぐにシェルターのハッチを開け、オクタヴィア達との再会を果たす。そしてそこにやってきた他の部族達を招き入れるオクタヴィアだが、エコーだけは、そのまま外へ追放するのだった。
その後、全部族が100人ずつシェルターに入ることになったわけだが、ジャハは納得がいかない。これから反乱分子となりそうな人物だ。そしてオクタヴィアの指示で24時間後にはポリスは汚染されてしまうことから12時間以内に空の民から100人を選ぶことになるのだった・・・エンディング。
ハンドレッド シーズン4 第11話の感想
自分が核シェルターの発見に大いに貢献したからもしれませんが、何だか議長ズラしてエラそうな態度とってるジャハって何なの!って憤慨してしまった。よくもまぁ~アルカディアの人々はジャハについていくよねぇ~みたいなw
でも考えみたら空の民だけを守ろうとするジャハについて行けば自分は生き残れると考えたのかもしれませんね。けど、ジャハの様子を見たら、これからものすごい危険人物になっていきそうな気がしないでもない。なにかとんでもないことを企みそうな雰囲気がしますね。
それはそれとしてクラークね。空の民を救うことは人類を救うことみたいな考え方ってオクタヴィアの考え方と比べると、どうも違うように思えてならない。そうかと思えば、他の部族を招き入れた後、元々クラークの発案でシェルターの占拠を行ったにも関わらず、ちゃっかりジャハに批判めいた言葉を話すし・・・なんかワケワカメなんだよなぁ~。
あまりにも毎回、毎回ブレすぎだろっ!みたいな。まぁ~そういうキャラ設定なのかもしれませんけど。
あーーそれとジャスパー死んじゃいましたね。けどモンティの必死の説得が功を奏してハーパーが生きる道を選んだのは良かった。ジャスパーだけでなくハーパーまで失うことになってしまったらモンティは立ち直れなくなってしまっていたかもしれませんし。
とりあえず次回は空の民から100人を選ぶっていう展開になりそうですね。そこでもきっとひと波乱あるんでしょうけど、一体どのような結末を迎えることになるのか楽しみです。ということで、次回のエピソードも楽しんで見ていきたいと思います。ではでは。