【ドラマ】ハンドレッド シーズン4 第12話 「選ばれし者」 あらすじと感想
いよいよ生き残ることのできる100人の抽選が始まるなか、ジャハの不穏な動きが見られ対処しようとするケイン。しかし、これにより事態は思わぬ方向に進んでしまう。一方、レイヴンを救出に向かうベラミー、クラーク達は、グラウンダーに襲われ窮地に立たされてしまう。タイムリミットが迫るなか皆が下した決断とは?・・・といった感じのエピソード。
ハンドレッド シーズン4 第12話のあらすじ
プロローグ
冒頭、ほんの20分前まで各々が安心しながら各自の部屋で過ごしていると、突然グラウンダー達によってホールへと集められる空の民。いったい何事かと思っていると、シェルターに残れる100人を選ぶという。だが、要員と子供を除くと実質80人を選び出さなければいけない。
そんな混乱の中、ベラミーとクラーク、そしてエモリとマーフィーの4人はレイヴン救出のためベッカの施設へと向かう。そして前回オクタヴィアに締め出されたエコーが、その様子を見ると後をつけるのだった。
命のくじ引き
ベラミーとクラークらがレイヴン救出に向かった後シェルターではケインが中心となり住人達に事情が説明される。すると住人の一人がよそ者のナイラにまで枠をとるのはおかしいと騒ぎ出し無理やり追い出そうとするが、オクタヴィアがそこに現れナイラをかばうと住人に向かって「ナイラは助かる。1つ枠が減ったわね」と告げる。
さらに「他の一族は皆、残るものを決めた。空の民にもできるはず。もし夜中までに出来なければ全員死ぬことになる」と最後通告をするオクタヴィアなのだった。
この最後通告により80人選びのための準備が始まるが、途中アビーがベラミーに協力して扉を開けたことによる罪の意識に苛まれ、抽選を辞退してしまうのだ。ケインが説得はするもののアビーの気持ちは変わらず81人選びへと。
その後いよいよくじ引きによる抽選が始まる。
ペイ・チャオ、ソニア・ハスラー、ネイト・ミラー・・・次々と名前が読み上げられていく中、ジャハに不穏な動きがあるのを察知したケインは、ジャクソンに後を託しジャハの後を追う。
するとホールでは、男が壇上に立ち「ジャハには全員を救う計画がある」と言い出すと場内が騒がしくなり「戦え!」というコールが鳴り響く事態に発展していく。
ジャハを追ったケインは、彼がガスを使いグラウンダー達と戦おうとしているのが分かる。水耕農場を奪い空の民全員の場所を確保させる計画のようだ。しかし、そんなことをすれば全員が殺されてしまうのは目に見えていた。ケインが必死に説得する。
そして人選びのタイムリミットとなったところでオクタヴィアは、グラウンダーに武器を持たせホールに到着すると、そこにはガスで眠らされた400人近くの人が横たわっていたのであった。
皆殺しを避けるための苦渋の決断ではあったが、ジャハとケインは最終的にガスをグラウンダーではなく空の民に使ったのだ。苦しむことなく最後の時を迎えさせるための、いわば最後の救済策だった。
その後、深い悲しみがホール全体に包まれる中、クラークが以前に作成した『100人リスト』を基に生かす者、見捨てる者の選別をしていくジャハとケイン。最善の救済策ではあったが二人は再び心に重い十字架を背負うことになるのだった。
レイヴン救出
一方、レイヴンを救出に向かった4人は、突如としてグラウンダーに襲われてしまう。4人の防護服を奪うつもりのようだ。武器を持たない4人は苦戦を強いられ追い詰められていくが、そこに4人の後を追ってきたエコーが弓矢で次々をグラウンダー達を倒し4人の命を救うのだった。
エコーの目的は明らかだった。4人を救うことによって自らも救われようとしたのだ。
しかし肝心の車が破損してしまい身動きできない状況。そこでベラミーはモンティに無線で連絡を取り迎えに来てもらうのだが、そのときエモリが吐血。スーツを着ているのに何故? 調べてみるとグラウンダーにやられたときヘルメットにヒビが入っていたのだ。
エモリのことをどうしても救いたいマーフィーは、エコーのスーツを奪おうとしベラミーと揉み合いになってしまう。すると『闇の血』をもつクラークは、自分のヘルメットを脱ぎエモリに渡すのだった。モンティの到着が急がれる。しかし時は待ってくれず。レイヴンの待つ施設に向かうタイムリミットは過ぎしまっていた。
施設に向かわずレイヴンを見捨てるのか?あるいはシェルターに戻りマーフィーとエモリを見捨てるのか?思案に暮れているとモンティが到着する。しかし、いくら『闇の血』を持つクラークであっても汚染レベルが高くなっている今の状態では、耐性にも限界があり、遂には吐血してしまうのだった。
この状態で、施設に戻れば皆にも感染してしまうのは、ルナと海の民の症例を見ても明らかだった。だとすれば皆を救う方法は、ただ1つ。レイヴンの待つ施設へ行き宇宙に戻るのだ。
施設につき、そのことをレイヴンに伝えると、宇宙に戻るための諸条件は整っていた。しかし、その計画を実行するには、いくつもの難関が待ち構えていることも事実。ただ施設に残っていても死は明らかなのであれば困難を乗り越えアークに帰るしかないと皆の提案を受け入れるレイヴンなのでした・・・エンディング。
ハンドレッド シーズン4 第12話の感想
おおーーーまさかアークに帰るなんていう展開になるとはねぇ~、全く予想もつかない展開でびっくりしました。シーズン5では、まさかのアークが舞台っていうことになるんでしょうか?シーズン1ではジャハ達大人組がアークに居てクラーク達若者が地球って感じでしたが、それが逆になるってこと?
まだ次回の最終エピソードが残っているので何とも言えませんが、この展開は全く予想していなかっただけにわくわくですw
またそれとは別にタイムリミットが過ぎてしまい一人ベッカの施設に残されたレイヴンの元に皆が現れた瞬間っていうのは、分かっていながらも何かジーンとしてしまいました。
さらにジャハとケインの決断は、ものすごく悲しい決断ではありましたけど、ホントあれ以外に方法はなかったですよね。まさか、ここでクラークの作った『100人リスト』が使われることになろうとは恐れ入りました。
それにしてもやっぱ終盤になるにつれ、どんどん盛り上がってきますね。本音を言うとあらすじなんか書かずに早く次のエピソードを見てみたいという衝動にかられる自分がいます。
さっ、でもこれで何とか書き上げたので、次回の最終エピソード楽しみに見ていきたいと思います。それでは。