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【ドラマ】ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第10話 「1000回切りつけろ」 あらすじと感想

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今回は、泥沼の状態に陥っていた離婚騒動に終止符が打たれる中、薬によって殺人鬼と化してしまったようなシンプソン。さらにはルーベンが殺されたという事実を知ったロビンの行動が事態を悪化させ、思わぬ方向へと物語が展開していってしまうといった感じのエピソード。

ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第10話のあらすじ

プロローグ

腕に傷を負いながらも密閉室を脱出したキルグレイブは敷地から抜けると、先に逃げ出していたホガースの車に乗り込み「信頼できる医者のところへ行け」と命令すると、ホガースはある場所へと向かう。

一方、キルグレイブを取り逃がしてしまった後の密閉室では、洗脳の解けていない父親のアルバートとトリシュ。そしてすでに洗脳が解けているクレモンズ刑事。そこにジェシカが戻ってくると、トリシュには弾丸を口に含ませ命令を実行した思い込ませたことにより洗脳を解くと、アルバートには「心臓を切り裂く」のことを防ぐため両手を後手にテープで縛ることに。

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そして、すぐにキルグレイブを追おうとするジェシカですが、トリシュに止められます。キルグレイブに操られることを心配してのことなので、「自分にはキルグレイブ能力は効かない」ことを伝えます。

すると、それを聞いたアルバートが思わぬことを口走ります。妻とキルグレイブのウィルスの抗体ワクチンを開発しようとしていたと言うのです。そこでジェシカの血液を採取すればワクチンが完成するかもしれないとのこと。

ジェシカは、洗脳されている時も常に闘っていたと言っておりましたが、キルグレイブの能力の元は「ウィルス」であるため、レヴァを殺した時にキルグレイブのウィルスに対しての抗体がジェシカの体内で出来上がったということらしい。あるいは免疫機能が出来たとも言うかもしれない。

そこで、さっそくジェシカの血液をガーゼに採取すると、ジェシカはキルグレイブの追跡に向かい、トリシュは洗脳の解けていないアルバートの手足となるため一緒にヘホテルへ向かいます。そしてクレモンズ刑事は現場保存のため、その場に残ることに。

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離婚騒動の結末

「信頼できる医者のところへ行け」と命令されたホガースは車を走らせ、ある家にキルグレイブを案内します。すると玄関から現れた人物はウェンディだったのです。そしてウェンディに治療を受けている間、ホガースから「ホープがキルグレイブの子供を妊娠していたこと」「死んだ胎児を能力を複製する目的でハモンド研究所に保管していること」を聞き出します。

すると、そこにジェシカからハガースへと電話がかかってきます。
キルグレイブは父親の居場所を聞き出すために電話に出るように言いますが、電流スイッチの配線コードを切断していたことに加え突然姿を消したことに疑問を持つジェシカは本当のことを話さず会話をしていると、ウェンディが大きな声で「パムなの?よろしくと」と話したため気づかれてしまいます。

1000回切りつけろ

そこに今度は、玄関のチャイムが鳴るとジェシカが来たと勘違いしたキルグレイブは、ウェンディにナイフを持たせると「ホガースを1000回 切りつけろ」と命令し、どこかへ去っていきます。そして命令どおりウェンディは、ホガースを数を数えながら切りつけ始めるのでした。

必死に逃げ惑うホガースですが、命令を着実に実行するウェンディ。すると、そこにパムが現れ陶器でウェンディの頭を殴打するとホガースは助かりますが、テーブルの角が頭へと突き刺さったウェンディは亡き人に。玄関のチャイムを鳴らしたのは、ホガースを心配してやってきたパムだったのでした。

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すると、そのときジェシカが家に駆けつけます。壮絶な現場の惨状を目の前にしたジェシカは何があったのかと唖然とした様子ですが、キルグレイブが父親のアルバートを探していることを聞くと2人を残し、その場を後にするのでした。

十字架

その後ウェンディ殺害の件で警察の取り調べを受けているパムの姿。そしてパムの弁護をしようと現れるホガース。しかし離婚届けにサインさせるためキルグレイブと手を組んだことを悟ったパムはホガースに別れを告げるのです。

これで全てを失ったホガースは、キルグレイブと手を組んだことにより人を殺したという十字架を背負いながら一人生きていくこととなり、泥沼の離婚騒動は幕を閉じるのでした。

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殺人鬼

一方、現場の保存のため、残ったクレモンズ刑事のところに前回、赤い薬を2錠飲んだシンプソンがやってきます。

クレモンズ刑事は、現場の現状説明を簡単にすると、「証拠は掴んだ。あとは警察に任せろ。奴は警察が捕まえる」と言うとシンプソンに外の見回りを頼みますが、あくまでキルグレイブを殺すことに執着しているシンプソンは、「警察じゃ役に立たない」と反論。

そして、トリシュが「ワシントン通り沿いのホテル」にいることを聞き出すと、すぐさま射殺。そして、現場に火を放ち証拠を全て焼き尽くしトリシュの元へ向かうシンプソン。

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その頃、ジェシカから連絡を受けたトリシュは、キルグレイブに警戒しつつもアルバートとワクチン作りを進めていました。そこへシンプソンがやってきます。彼が入院中だと思っていたトリシュは、瞳孔が開いてる彼の目を見て怪訝な表情を浮かべます。

さらに一緒にワクチン作りを行っている人物がキルグレイブの父親だと分かると掴みかかる彼の様子を見て部屋から追い出しますが、そのときポケットに入っていた赤の薬を抜き取るトリシュなのでした。

交換条件

一方、アルバートのワクチンが完成するまで24時間だけ待つことを約束したジェシカは、事務所に戻り、いつものように酒を飲んでいると突然キルグレイブが現れます。その目的は父親のアルバートを引き渡せというものでありますが、ただでは渡さないと踏んでいるキルグレイブは、ある交換条件をジェシカに提示するのです。

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その交換条件とは?キルグレイブが合法的に刑務所から出す手続きをしたホープとの交換条件だったのです。さらにこの条件を飲むのであればジェシカの元からも離れるという。その条件を飲むかどうか思案に暮れるジェシカ。

ところが、ジェシカが洗脳され屋上にいた『18秒』のことを持ち出し、ジェシカの本当の気持ちは自分と一緒にいたいはずだ、と決めつけるキルグレイブと言い争いになるのです。しかし、もうこれ以上ヤツの戯言は聞きたくないと言わんばかりにキルグレイブを殴り気絶させるのでした。

逆恨み

この頃、『キルグレイブ 被害者の会』に出席していたマルコムは、ルーベンの一件をみんなに告白します。すると、ルーベン捜索のチラシ配布に積極的ではなかったマルコムの言動に何かあるのでは? と疑いの目を向けていたロビンがマルコムの後をつけていて、その話を全て聞いてしまうのでした。

怒りが収まらないロビンは、『キルグレイブ 被害者の会』のメンバー全員に「話してるだけで満足なの?」「そもそもジェシカがキルグレイブを怒らせたのが原因なのよ」と感情を煽り立て、ジェシカのところに乗り込もうとするのです。

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すると、ジェシカがホープと連絡を取り、翌日迎えに行く約束をすると、彼らがジェシカの事務所にやってきてジェシカに襲いかかるのです。そしてロビンが角材をジェシカの頭めがけて振り下ろすとジェシカは気を失ってしまいます。さらに奥の部屋にいる男性がキルグレイブだと分からないロビンは、こともあろうにキルグレイブを助けてしまうのです。

約束

翌朝、ホープからの電話で意識を取り戻すジェシカ。約束の時間はとっくに過ぎていた・・・。ホープに「トイレに立てこもってて」と言うと、急いで刑務所に向かうジェシカでしたが、すでに20分間にホープはキルグレイブに連れ去られた後だった。そして、「父親を例の店に連れてこい」とのメッセージを受け取るのでした。

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ホープを救うため、もはや選択の余地はなかった。

ジェシカは、そのままアルバートのいるホテルへ向かい、試作品ではあるものの一応の完成をみたワクチンとアルバートを連れ、指示された店へと向かうジェシカ。

店の前に着くとアルバートは、試作品のワクチンをふりかけ、いざ店の中へ。するとそこには、『キルグレイブ 被害者の会』のメンバーが全員、絞首台に立たされたようになっており、その先にはキルグレイブのとなりに座るホープの姿。

「キルグレイブを殺して」と懇願するホープですが、そうすればホープが殺されてしまうことは分かっていた。そんなジェシカの心の内を見透かしたようにキルグレイブが「ジェシカは一見手強い怪物のように見える。だが実は心の中でヒーローに憧れているんだ」と。

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そして父・アルバートに「父さん、こっちへ」と命ずると、試作品のワクチンは効果がなかったようで、キルグレイブの近くへと歩み寄るアルバート。

するとホープがテーブルに置いてあったグラスを叩き割り、自分の首に突き刺すのです。自分が死にさえすれば、ジェシカは自分を守る必要がなくなりキルグレイブを殺すことができるからだ。

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しかし、その瞬間、絞首台のように立たされていたメンバーに「前進しろ」を命ずるとアルバートを連れ、キルグレイブは立ち去りますが、メンバーは首を吊ってしまう事態に。すぐにロープを固定してあったパイプを壊しメンバー全員を床に落とすと、すぐにホープに駆け寄るジェシカ。

しかし、すでに手の施しようのない状態のホープ。そんな中でもホープは「ヤツを殺して!お願い。約束して。その言葉を聞かせて。」と言葉を投げ掛けると「奴を殺す。絶対に。」と約束するジェシカ。その言葉を聞いたホープは、そのまま帰らぬ人となってしまうのでした・・・。

そして、悲しみに暮れるジェシカは、「キルグレイブを殺す」という新たな誓いを胸に復讐を決意するのでした。

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ジェシカ・ジョーンズ シーズン1 第10話の感想

ホープ・・・死んじゃいましたね。できれば最後まで生き残ってほしかったですけど、しょうがないですかね? 例え生きて新たな人生を歩もうとしたって、キルグレイブによって受けた心の傷は一生残りますし、洗脳されていたとは言え両親を殺してしまったという事実は消えないですからね。

しかも、それはホープ自身だけでなく弟もそう思っているでしょうから、生きていてもしょうがないと思っていた部分もあったのかもしれません。

いずれにしても、これでキルグレイブを殺すことに何の障害もなくなったわけですから、覚醒したジェシカ・ジョーンズの姿ってものを見てみたい気分です。

また一時はジェシカとの考え方に乖離がありましたけど、期せずして同じ目的となったシンプトンは、どうなってしまうのでしょう。あの『謎の薬』は副作用みたいなものはないんでしょうか? なんか実験体みたいにされてなきゃいいですけどね。

それとホガースさんね。自業自得の結末といえば、そうなんですけど、こういうキャラクターはまたどこかで復活してくるようなキャラなので、シーズン2あたりで派手にやらかしてくれそうな予感がしないでもありません。

あーーー、あとロビンね。初めて登場した時から生理的に受け付けないタイプのキャラと顔立ちだったもんですから、お前が逆恨みなんかしてなきゃホープが死なずに済んだかもしんないじゃん!!と思わず逆恨みしてしまいそうです。

さあ、でもこれで残るところあと3話。クライマックスに向けて盛り上がっていくことなるでしょうから、次のエピソードも楽しんで見ていきたいと思います。それでは。