【ドラマ】フラッシュ ネタバレ シーズン3 第7話 「キラーフロスト」 あらすじと感想
前回のエピソードのエンディングで突如サビターと名乗るスピード・フォースの神が登場し非常に驚かされましたが、今回はエピソードタイトルにもある通り、ケイトリン、すなわちキラーフロストが主役のエピソード。サビター登場の興奮冷めやらぬなか、ワクワク・ドキドキ、ときには涙ありの素晴らしいエピソードになっておりました。
フラッシュ ネタバレ シーズン3 第7話のあらすじ
プロローグ サビターの驚異
前回のエピソードのエンディングでサビターに首根っこを掴まれたまま身動きとれない状態のフラッシュですが、そのときにサビターは自分のことを次のように語る。
曰く「お前はスピードフォースに仕える側だが、私は支配できる。お前はただの人間にすぎない。だが私は神なのだ」と、お前なんか神である私の敵なんかではないよ、といった感じで圧倒的な力の差をみせつけるのです。
フラッシュを街のあちらこちらに超高速スピードで連れ回しては殴る・蹴る。そしてまた移動する、みたいな。その様子はスターラボのモニターにも映し出されており、フラッシュの現在地が目まぐるしく変わるでした。シスコも「こんなことはありえない!」と驚きを隠せない様子。
そして港へ移動したところで、二人の戦闘シーンとなりますが、力の差は圧倒的でフラッシュは、まるで赤子のようにひねり潰されてしまうのでした。スターラボでは、なんとかフラッシュを救おうとするのですが、どうすればよいのかわからない様子。
そんな時、HRが口を開く。
「数の問題だ。今は1対1のようだが3対1ならどうかな?」と。
それを聞くやいなやアイリスはシスコとケイトリンに「裂け目を使って、二人で向かってバリーを助けて!」と。ケイトリンは力を使うことにためらいはありますが、アイリスの嘆願、そしてバリーを助けたいという思いから承諾しフラッシュを助けにいくことに。
一方、港では
「お前は、私の玉座の影にすぎん。お前は過去だ! 私こそが未来なのだ!フラッシュ」とサビターが最後のとどめを刺そうとする、まさにその瞬間! 裂け目から出てきてシスコとケイトリンが現場に到着するのです。
そして見えない敵・サビターに向かって冷気を放散! サビターは凍りつきフラッシュは解放されるのですが、次の瞬間、すぐに氷が割れサビターはどこかに行ってしまうのでした。
しかしで母親に力を使えば使うほど元に戻りづらくなってしまうと言われていたケイトリンはバリーを助けたことによってキラーフロストへのリーチ、あるいはチェックメイトがかかってしまうことに。(参考 - シーズン3 第5話 - 巨大怪獣現る(Monster))
繭の中のウォーリー
前回のエピソードにてウォーリーが光る石を手にした瞬間、繭に包まれてしまいましたが、スターラボで保護している様子。どうやら昏睡状態に陥ってしまってるようです。
バリーがウォーリーを繭から取り出してみたら?とケイトリンに提案するのですが、イモ虫が蝶になる時はサナギの中で体が溶けて再生成されるように、もし今のウォーリーが同じ状態だとしたら・・・分からない。見守るしかないのかも!?
けど、だからといって何もしないわけにはいかないっ!いや何かをしていなければじっとしていられないんだっ!行動しなければと言い残しジョーは、その場を後にする。その足でジョーは警察署に向かいアルケミーのアジトで捕まえた男に尋問をするのですが・・・。
ケイトリン 力の暴走
アルケミーの部下に対し、ちょいと暴力的な尋問をしているジョーのところに何故か?ケイトリンが現れ、「ウォーリーが繭から出てきたわ」と嘘をついてジョーをスターラボに向かわせるのですが、その後何やらあやしい動きをするケイトリン。いやすでにキラーフロスト。
取調室の監視カメラを冷気で壊し、アルケミーの居場所をその部下から聞き出そうとするのでした。しかし口を割らない男にキラーフロストの怒りが爆発し、その男を殺すと、悲鳴でかけつけた警察官達を冷気のキリを煙幕がわりにし、取調室から出るのでした。
ところが、取調室から出て急いでその場から離れようとしていたところで運悪くジュリアンと出くわしてしまったことで、ケイトリンはジュリアンを脅し、一緒にその場を離れどこかに連れ去ってしまうのです。
ジュリアンが女のメタヒューマンに連れ去られたことによって警察署のなかは大騒ぎになっている最中、ケイトリンは、ジュリアンを冷凍食品の倉庫へと連れていき、アルケミー探しをジュリアンに手伝わせるのですが、サビターというキーワードで検索した人間を探し出し、信者をたどってアルケミーを見つけ出すという。
ところで、このシーン。サビターという名前を聞いたジュリアンが一瞬、動きが止まるのですが、なんだか、その”間”がちょっと気になるところです。
一方、スターラボではジュリアンを連れ去った犯人がケイトリンだということがバレる前に見つけないと大変なことになると、皆に語りかけるが一体どうやって探せばいいのか見当もつかない。するとHRが「キャプテン・コールドを捕まえた時はどうやった?」と投げかけるとシスコはその時と同じ方法でケイトリンの居場所を見つけます。
すぐさま冷凍食品の工場に向かうバリー。
その間、ジュリアンはサビターというキーワードで検索をかけた信者2人がセンラル・シティに住んでいることを割り出します。そこでジュリアンが「どうする気だ?」と質問を投げかけるとケイトリンは一瞬、もとに戻りに自分が何をしているのか分からず戸惑いを見せる。するとその隙をついてジュリアンは警察に冷凍食品の工場に監禁されていることを連絡。
すぐさま警察も工場に向かう。
不穏な動きをみせたジュリアンに気づくとすぐさまパソコンを凍らせ、ジュリアンを殺そうとしますが、まさにその時バリーが駆けつけます。
するとジュリアンはフラッシュに「何してる?早く倒せ!悪人だ。殴り倒せ!」と言いますが、逆にジュリアンがフラッシュにパンチ一発殴られ気を失いますw 思わずざまぁーって感じ。
今までの個人的感情も含まれての強めなパンチだったかは不明ですが、その後バリーは、ケイトリンを必至に説得。どうやらケイトリンの目的はアルケミーを探し出し自分の力を消してもらおうとしてたみたい。
その後も必至にケイトリンを説得するバリーですが、説得に応じると思われたその瞬間、キラーフロストが出てきて、シスコに秘密にしていた出来事をバラしてしまうのです。「ダンテは元の時間軸では生きていたのにバリーがフラッシュ・ポイントをつくり、それをリセットした瞬間にダンテは死んだ。バリーがシスコの兄ダンテを殺したも同然なんだ。」という悲しき事実を。
そんな折、現場に警察が到着し、ケイトリンに発泡しますが、フラッシュがケイトリンを守り逃げるのです。しかし、ケイトリンは氷のナイフでバリーのアキレス腱を切りつけ一人どかへ去っていってしまうのでした・・・。
その後スターラボに戻ったバリーは手当てをしてもらった後、シスコに歩み寄ろうとしますが、気持ちの整理がつかないシスコに攻め立てられます。しかしシスコは自分の感情は必至に抑え込みケイトリンを探すことを優先。そしてケイトリンが現れそうな場所を特定し歩けないバリーに変わり行動に移すのでした。
このシーン。こちらまで胸が締めつけられるようになり涙出た。
ところ変わってケイトリンが現れそうな場所を2箇所特定したわけですけど、ジョーとHR、そしてシスコが二手に別れてケイトリンが現れるのを待ちます。
犬猿の仲のように見えていたジョーとHRですが、待機中の会話で今までとは少し違った雰囲気が生まれところで、シスコが待機している家のほうにケイトリンが現れ、以前バイブで見た光景と同じように二人は対峙することになってしまうのです。
途中、フラッシュが加勢するのですが氷のキスにより凍死寸前のフラッシュ。そんなピンチをシスコが救い、無事ケイトリンを捕まえることができましたが、信者の話のシーンで、キラーフロストはサビターに特別視されており、未来ではキラーフロストは神々しく強かったと語っていたのが気になるところですね。
絆
シスコの活躍で無事ケイトリンをスターラボに連れ帰りパイプラインに入れることに成功したわけですが、壊れかけているチーム内の絆がどうなってしまうかが試される展開が続きます。
チーム内の絆が壊れかけている今の状況といったものをパイプラインのセルに閉じ込めた、悪態っぷりが憎々しいキラーフロストの口から語られるのでした。
キラー:「吹き飛ばされて痛かったわバイブ君。」
シスコ:「仕方なかった」
キラー:「女々しい男」
バリー:「アルケミーに君は救えない。僕らが助ける」
キラー:「※1エディや※2ロニーに約束したみたいに?」「ヒーローのくせに周りの人がよく死ぬわね。」
キラー:「私は壊れたの」
キラー:「けど、そんなことどうでもいいわよね。アイリスさえいれば幸せなんでしょ、他の人が悲劇でもね。」
バリー:「君を諦めない」
キラー:「元凶のくせに!!」
※1 シーズン1最終話でバリーを殺そうしたリバース・フラッシュことイオバード・ソーンからバリーを助けるため、先祖である自分が死ねばリバースも死ぬことから自分の命を犠牲にしたイケメン刑事。
※2 ケイトリンの夫。マーティン・シュタイン教授と融合し、ファイアーストームとして活躍しますがブラックホール化した特異点を消滅させるため自らのエネルギーを放出させた際に犠牲になった。
キラーフロストの言った言葉っていうのは、この3年で皆がともに乗り越えてきたものではありますが、事実でもありますよね。しかも信頼関係や絆といったものが失われれば、すぐにでも表に出てきて人を傷つけてしまうようなことばかり。
真実を知ってしまったシスコが直後、バリーに相談された時、壊れたら元に戻せないものもある。と言い、立ち去ってしまうのも二人の絆が壊れかけているからっていう感じですしね。
その後、自分の過ちのせいで、こうなってしまったことを悔みながらも考え込むバリー。そこへアイリスがやってきてバリーを慰め、奮い立たせようとします。
曰く「皆がフラッシュを必要としてる。いつもの強いあなたに戻って。今は先頭に立ちたくなくてもやるしかない」と。
そんな折ラボ内に警報が鳴り響く。ウォーリーをジョーとHRが繭の中から強引に取り出そうとしていたのです。するといきなり繭が爆発し、中からは少し様子が変なウォーリーが立っているのだが、呼びかけに瞬時にどこかへ走り去ってしまう。
呆然とするチーム内の皆ではありますが、何にせよウォーリーを見つけ連れ戻すしかないわけですが、ウォーリーの体がどのようになってるのか調べるための専門家が必要なのは確か。
バリーは再びケイトリンの元へ戻り話すこととなります。
しかしバリーは、ここで絆や信頼感がないと出来ないような方法でケイトリンを説得することに成功するのです。そしてそれと同時にキラーフロストからケイトリンを取り戻すことができるのです。
その方法とは?
なんとケイトリンをせっかく閉じ込めていたセル内から出してしまうことだったのです。君を自由にする代わりに自分を殺せ!と。けど、友達を殺すなんていうことは君には出来ないはずだ!と心の中のケイトリンに話しかけるバリー。すると氷のナイフを手にしていたキラーフロストは、身動きがとれなくなりそのまま泣き崩れてバリーしがみつくのです。
そこにはケイトリンの心はまだある、とケイトリンを信じていたバリーの覚悟が感じられたのです。こうしてキラーフロストからケイトリンを取り戻せたわけですが、肝心のウォーリーを見つけださねばなりません。
新たなるスピードスターの誕生?
さて、繭の爆発の後に、どこかへ飛び出していってしまったウォーリーですが、繭から途中で出したせいでシナプスが超高速に順応しきれていないため、思考と筋肉の連動に異常が生じていると推測するケイトリン。そして、それを正常に戻すための神経薬をつくります。
しかし肝心のウォーリーを見つけ出さなければならないわけですが、HRがジョーに対し、「君の直感は何ていってる?」と聞くと、そこで閃いたように「育った家だ!母親との思い出がある」と。
早速、薬を手にしキーストーンに向かうジョーとバリー。そしてジョーの直感どおりウォーリーは母親の家の前に佇んでいたのでした。
その後、無事、スターラボに戻ったウォーリーは嬉しそうにスピードスターになった気分を語り、そこやってきたケイトリンはシスコとはハグ。「ドラゴンの母みたいな髪には驚いた」とシスコが言葉をかける。(ゲースロのデナーリスなんかいw)
いくつかの問題を乗り越えたことでラボ内に明るい雰囲気が漂いますが、そんな中、ジュリアンの意識が回復したとの連絡が入ります。ケイトリンのことをジュリアンには知られてしまったため、バリーはジュリアンの元へ。ただその前にバリーはシスコのところに向かい話そうとするですが、シスコとバリーには微妙な亀裂が入ったまま関係は修復されていないもよう。
ジュリアンの秘密
ジュリアンにケイトリンのことを知られてしまったことで、調書を取られる前にジュリアンに会いに行くバリーですが、ジュリアンにケイトリンのことを黙っててもらえるよう説得を図ります。そして必至の説得が功を奏したのか? ケイトリンのことを黙っていてくれることを承諾してくれるのですが、それにはある条件をバリーが飲まなくてはいけなくなったのでした。
その条件とは、バリーが警察を辞めること。
曰く「無断欠勤や規則を破る程度なら目をつぶれるが、君の道徳観念は壊れている。善悪の基準が揺れ動く奴とは一緒に働くことは出来ない。正義より友情を優先する奴なんて科学捜査官として不適切だ。警察にバリー・アレンの居場所はない」と。
その夜、バリーは警察に辞表届を提出し宝物のように感じていた警察のラボを立ち去る準備をしていたところにアイリスとジョーが心配そうにかけつけます。
アイリスにラボは宝物でしょ、と言われたバリーは、すかさず宝物は君だ、と。 そして続けてジョー、ウォーリー、そしてケイトリンやシスコ。皆のためなら何を捨てても惜しくないと話します。自分が過ちを犯してしまったことで、大切な宝物は場所や物ではなく人なんだということにこの数ヶ月の間で気付かされたのだと。
それでも最後には名残惜しそうにラボを後にするバリーですが、天上窓には雷の稲光が見えます。なんともにくい演出にジーンとしてしまいました。
と、ここでエンディングかと思われたのですが、最後にとんでもない映像が流れるのです。
病室のベッドで横になりながら休んでいるジュリアンに「ジュリアン!」と誰かが呼びかけている声が聞こえます。ジュリアンは、その声から逃げるように病院の外に逃げるのですが、そこにはサビターの姿がっ! そして「お前がいなければ私の復活は成し遂げられない」とジュリアンに語るサビター。
すると、ラボの引き出しにしまってあったアルケミーの仮面をとりだすジュリアンの姿が。それと同時に「もう一度私に仕えるのだ。戻るのだ アルケミーに」というサビターの声が・・・
フラッシュ ネタバレ シーズン3 第7話の感想
いやぁ~今回はものすごく見ごたえがあったエピソードだったなぁ~。チーム・フラッシュ内のみんなの心が揺れ動き、絆や信頼といったものが失われそうになりながらも、なんとかギリギリ踏ん張ってチームを再構築していくさまが実に見事でございました。
途中、何度か胸が締め付けられるようなシーンやジーンと感動するような場面があったりと内容が盛りだくさんすぎてあらすじを書くのにもかなりの時間を要してしまいましたよ、全く。
毎回、どっかに他のドラマにひっかけるようなキーワードをちょこちょこ出してくるのも、心くすぐられるものもありますしね。
ただちょっとだけ疑問に感じているのはウォーリーのこと。
ウォーリーは明らかにアルケミーの持っていた光る石のパワーでスピードスターというメタ・ヒューマンになったのに何で?悪党にならないんだろう? もしかすると今後の展開でそういった闇の部分が善の部分を覆い隠してしまうような出来事が起きたり・・・とか何かあるのかもしれませんが、あまりにも無邪気に喜びすぎじゃないのかな?とか思ってしまった。
それとジュリアン! あんたアルケミーだったんかいっ! 嫌味や屁理屈大好きなイギリス人って感じがうまく出ていて、小憎たらしい中にもどっか、なにかありそうで気になっていたのに、まさかアルケミーだったとはね。
まぁ~どうしてアルケミーなんかになったのか?その理由までは今回のエピソードでは分からないのでアレですけど、かなり驚いてしまいました。えっ!マジ?みたいな。
もう色々な伏線も出まくりで今後の展開への期待感とワクワクしかありませんけど、あまりのも面白すぎるとあらすじを書くのに熱がこもりすぎてしまい大変になってしまう自分がいるのでありました。